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今週は冬型続く 日本海側は強雨や積雪増加に注意

2021/11/22 18:14 ウェザーニュース

明日23日(火)から週末にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が続きます。日本海側は雨や雪の降りやすい状態が続き、強雨や強風、積雪の増加に注意が必要です。

暴風は24日(水)にかけてがピーク

明日は沿海州付近にある発達した低気圧と、東シナ海にある高気圧の間で等圧線の間隔が非常に狭くなり、日本海側の各地で西寄りの風が強まります。

特に東北や北陸、山陰の沿岸部で風が強く、瞬間的には30m/sを超えるような暴風になるおそれがあります。飛来物や交通機関への影響が心配です。荒天時の不要な外出は控えるようにしてください。

暴風は24日(水)頃まで続く予想で、25日(木)以降は少し弱くなります。

西の山や東北にも雪の範囲が拡大

24日(水)3時の上空1500m付近の気温
上空の寒気に伴って日本海から次々と雲が流れ込み、雨や雪の降りやすい状態も続きます。

24日(水)にかけては上空1,500m付近で0℃以下の寒気に覆われるため、標高が高い山では雪になるところが多い予想です。北日本だけでなく、中部山岳や中国山地・四国山地・九州山地でも積雪の可能性があります。峠道を走行される場合は冬タイヤの装着が欠かせません。

北海道には平地で雪を降らせる目安となる、−6℃以下の寒気が流れ込みます。市街地でも積雪により路面状態が悪化する可能性があるため注意が必要です。

また、この強い寒気は東北北部まで南下する予想で、週後半は東北からも初雪の便りが届くかもしれません。

北陸周辺は強雨や雷、降雹や突風に要注意

東北から北陸付近には、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が停滞しやすくなります。JPCZとは、大陸からの冷たい風がぶつかり合って雲が発達しやすいラインのことです。
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このラインの周辺では大気の状態が非常に不安定で、強い雨に加えて雷や突風、降雹などのおそれがあります。続く雨で累積雨量が多くなり、土砂災害等の危険性が高くなることが予想されますので、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

28日(日)になるとようやく西から高気圧が張り出して、冬型の気圧配置が緩みます。29日(月)は各地で日差しが届いてほっとできそうです。
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