国内:神奈川県西部でM4.4
17日(水)2時54分頃、神奈川県西部を震源とするマグニチュード4.4、深さ23kmと推定される地震が発生しました。この地震で神奈川県横浜市や川崎市、東京都国分寺市などで最大震度3、関東南部や山梨県、静岡県にかけての広い範囲で震度2を観測しました。
地震のメカニズムは東西方向に圧力軸をもつ逆断層型で、少し横ずれ成分もあると解析されています。神奈川県西部を震源とする震度3以上の地震は2019年8月以来、約2年ぶりです。
地震のメカニズムは東西方向に圧力軸をもつ逆断層型で、少し横ずれ成分もあると解析されています。神奈川県西部を震源とする震度3以上の地震は2019年8月以来、約2年ぶりです。
国内:深さ20km前後で多くの地震が発生
神奈川県西部から山梨県東部・富士五湖にかけての県境付近は、深さ20km前後の地震が多く発生している地域です。伊豆半島が陸側のプレートに衝突している影響で地震活動が起きていると考えられています。
2001年以降に発生したマグニチュード2以上の震源分布を見ると山梨県側が多く、神奈川県側はやや少ない傾向です。また、深さの分布では20km前後に集中しており、神奈川県側の方がわずかながら浅い所で発生しています。今回の地震は地震が集中している地域の最も東側に位置しています。
過去にはマグニチュード6を超えるような地震が起きたこともあり、震源が比較的浅いため強い揺れにつながります。想定される首都直下型地震とはタイプが違うものの、油断ができません。
2001年以降に発生したマグニチュード2以上の震源分布を見ると山梨県側が多く、神奈川県側はやや少ない傾向です。また、深さの分布では20km前後に集中しており、神奈川県側の方がわずかながら浅い所で発生しています。今回の地震は地震が集中している地域の最も東側に位置しています。
過去にはマグニチュード6を超えるような地震が起きたこともあり、震源が比較的浅いため強い揺れにつながります。想定される首都直下型地震とはタイプが違うものの、油断ができません。
国内:東京都23区のM4.6で広域で震度3
20日(土)8時57分頃、東京23区を震源とするマグニチュード4.6、深さ約100kmと推定される地震が発生しました。この地震では東京都世田谷区や練馬区、神奈川県横浜市や秦野市、埼玉県熊谷市や春日部市など関東の1都4県と静岡県、山梨県にかけての広い範囲で震度3を観測しました。
東京都23区を震源とする震度3以上の地震は2019年10月以来、2年ぶりになります。また、今回と同じように深さ100km前後の深い所で起きたものに限定すると、1992年4月以来、29年ぶりです。
東京の地下ではいくつかの地震の多い深さがあります。深さ20~30km前後の比較的浅い地震が最も多く、2019年の地震は深さ27kmとこの辺りです。深さ80~90km前後も比較的地震が多く、今回の地震はこれに当たります。さらに深い120km前後にも地震の多い領域があり、関東の地下の複雑なプレート構造を示していると考えられます。
東京都23区を震源とする震度3以上の地震は2019年10月以来、2年ぶりになります。また、今回と同じように深さ100km前後の深い所で起きたものに限定すると、1992年4月以来、29年ぶりです。
東京の地下ではいくつかの地震の多い深さがあります。深さ20~30km前後の比較的浅い地震が最も多く、2019年の地震は深さ27kmとこの辺りです。深さ80~90km前後も比較的地震が多く、今回の地震はこれに当たります。さらに深い120km前後にも地震の多い領域があり、関東の地下の複雑なプレート構造を示していると考えられます。
世界:パプアニューギニアでM6.2の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震はパプアニューギニアで発生したマグニチュード6.2です。
日本時間の18日(木)深夜にパプアニューギニアのニューブリテン島とブーゲンビル島の間の海底で、マグニチュード6.2、深さ35kmの地震が発生しました。島から少し離れた所が震源だったため、大きな揺れにはなっていません。地震のメカニズムは北東ー南西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
パプアニューギニア周辺は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界に当たり、地震が多く発生する領域です。マグニチュード7を超えるような大きな地震も頻発しており、今回の震源付近では2016年にマグニチュード7.9が起きています。この地震は震源の深さが約100kmと深かったものの、小さな津波が発生しました。
日本時間の18日(木)深夜にパプアニューギニアのニューブリテン島とブーゲンビル島の間の海底で、マグニチュード6.2、深さ35kmの地震が発生しました。島から少し離れた所が震源だったため、大きな揺れにはなっていません。地震のメカニズムは北東ー南西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
パプアニューギニア周辺は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界に当たり、地震が多く発生する領域です。マグニチュード7を超えるような大きな地震も頻発しており、今回の震源付近では2016年にマグニチュード7.9が起きています。この地震は震源の深さが約100kmと深かったものの、小さな津波が発生しました。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。