火災における初期対応の3原則
総務省消防庁によると、火災発見時は次の順番で行動する必要があります。
(1)周りに知らせる
非常ベルを鳴らす、「火事だ!」と叫ぶなどの方法で、近くの人に火災の発生を伝えるのが第一です。同時に119番へ通報しましょう。
(2)消火活動を行う
火が天井に達していなければ、初期消火が可能です。消火器や水、毛布などで火を消しましょう。
(3)安全に逃げる
火が天井へとどいたら、自力での消火は不可能になります。部屋や建物のドアを閉めて避難してください。
もちろん、状況によって優先度は異なりますので、逃げ遅れないように、あわてず冷静な判断を心がけましょう。
(1)周りに知らせる
非常ベルを鳴らす、「火事だ!」と叫ぶなどの方法で、近くの人に火災の発生を伝えるのが第一です。同時に119番へ通報しましょう。
(2)消火活動を行う
火が天井に達していなければ、初期消火が可能です。消火器や水、毛布などで火を消しましょう。
(3)安全に逃げる
火が天井へとどいたら、自力での消火は不可能になります。部屋や建物のドアを閉めて避難してください。
もちろん、状況によって優先度は異なりますので、逃げ遅れないように、あわてず冷静な判断を心がけましょう。
初期消火の基本を身につけよう
木造家屋から出火すると、平均して20分で全焼すると言われています。その20分の中で、初期消火ができるのは、出火してから約2分間です。それ以上経つと、火はカーテン、家具、壁などを伝って天井へ到達します。
火が天井までとどいた火災は、消防隊でなければ対応できません。大切な物を持ち出したい衝動に駆られても諦め、迅速に避難してください。
初期消火の基本は、<出火から2分以内に行うこと>と、<消火器を使うこと>です。
自宅や会社に常備してある消火器の種類(何が燃えているときに使えるか絵で表示してある)を把握し、次に方法で使いましょう。
火が天井までとどいた火災は、消防隊でなければ対応できません。大切な物を持ち出したい衝動に駆られても諦め、迅速に避難してください。
初期消火の基本は、<出火から2分以内に行うこと>と、<消火器を使うこと>です。
自宅や会社に常備してある消火器の種類(何が燃えているときに使えるか絵で表示してある)を把握し、次に方法で使いましょう。
消火器を使うときの注意点
ウェザーニュースが消火器に関するアンケート調査を行ったところ、「持っていない」が全体の49%、持っていても「有効期限が切れている」が13%で、正常に使える状態の人はたったの38%でした。
オフィスや家庭に常備してある消火器は、万能タイプの粉末消火器です。万が一の時に備えて、準備しておくのはもちろん、使い方を覚えておきましょう。
(1)安全ピンを上に抜く
上部の丸い安全ピンに指をかけ、上へ引き抜きます。
(2)ホースを外して持つ
本体からホースを外して片手で先端を持ち、火元へ向けます。
(3)レバーを握って噴射
残った片手でレバーを強く握り、消火剤を噴射します。
消火剤を放射するときは、出口に背を向けた状態で、腰を落として、火元を掃くように左右に振ります。放射時間は15~20秒と短いので、火元から7~8メートルまで近づいてから1~3の操作を行ってください。
また、身を守るために、風上から放射しましょう。あらかじめ逃げ道を確認し、出入口を背にしておくと安全です。
オフィスや家庭に常備してある消火器は、万能タイプの粉末消火器です。万が一の時に備えて、準備しておくのはもちろん、使い方を覚えておきましょう。
(1)安全ピンを上に抜く
上部の丸い安全ピンに指をかけ、上へ引き抜きます。
(2)ホースを外して持つ
本体からホースを外して片手で先端を持ち、火元へ向けます。
(3)レバーを握って噴射
残った片手でレバーを強く握り、消火剤を噴射します。
消火剤を放射するときは、出口に背を向けた状態で、腰を落として、火元を掃くように左右に振ります。放射時間は15~20秒と短いので、火元から7~8メートルまで近づいてから1~3の操作を行ってください。
また、身を守るために、風上から放射しましょう。あらかじめ逃げ道を確認し、出入口を背にしておくと安全です。
水での消火NGとは
近くに消火器がなければ水をかけることになりますが、なんでもかけてよい、というわけではありません。
自衛隊がいざという時に役立つ知識を伝える「自衛隊LIFEHACK CHANNEL」では、水をかけていけないものをクイズ形式で紹介しています。皆さんは答えられますか?
Q/次の3つうち、水をかけてはいけないものは?
(1)カーテンから出火、(2)電気タップから出火、(3)鍋の油から出火
正解は、(2)と(3)です。
まず、フライパンの揚げ油や石油ストーブなど、油による火災に水をかけてはいけません。一瞬で水が沸騰して火柱(ひばしら)が上がります。濡れた毛布などで覆って炎を消してから、元栓を閉めましょう。
次に、テーブルタップなど電気製品からの火災は、コンセントを抜いたり、ブレーカーを落として電流を止めてからでないと、水をかけてはいけません。感電するので危険です。
火災は一瞬で家財のすべてを失うので、日頃から火の取り扱いに注意する必要があります。家庭用消火器がない人はこの機会に設置し、使い方を覚えておきたいものです。
>>お天気ニュースをアプリで読む
自衛隊がいざという時に役立つ知識を伝える「自衛隊LIFEHACK CHANNEL」では、水をかけていけないものをクイズ形式で紹介しています。皆さんは答えられますか?
Q/次の3つうち、水をかけてはいけないものは?
(1)カーテンから出火、(2)電気タップから出火、(3)鍋の油から出火
正解は、(2)と(3)です。
まず、フライパンの揚げ油や石油ストーブなど、油による火災に水をかけてはいけません。一瞬で水が沸騰して火柱(ひばしら)が上がります。濡れた毛布などで覆って炎を消してから、元栓を閉めましょう。
次に、テーブルタップなど電気製品からの火災は、コンセントを抜いたり、ブレーカーを落として電流を止めてからでないと、水をかけてはいけません。感電するので危険です。
火災は一瞬で家財のすべてを失うので、日頃から火の取り扱いに注意する必要があります。家庭用消火器がない人はこの機会に設置し、使い方を覚えておきたいものです。
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参考資料など
総務省消防庁「防災・危機管理eカレッジ」(https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/)、自衛隊「LIFEHACK CHANNEL」(https://www.youtube.com/watch?v=vlz6xt1MWx8)、東村山市「火災発見時の対応」、舞鶴市「初期消火について」