22日(月)は低気圧が発達しながら日本海に進んできます。中心から長く伸びる寒冷前線が日本列島を通過し、全国の広い範囲で雨が降る見込みです。

低気圧や前線が抜けた後は、西高東低の冬型の気圧配置が強まります。等圧線の間隔が混み合って、西よりの風が吹き荒れます。特に北日本の沿岸部では風速25m/sを超えるような暴風となってもおかしくありません。

関東も沿岸部を中心に風が強まります。ただ、風向きがあまり北よりではなく、東京都心まで強風のエリアが広がらない可能性があり、木枯らし1号となるかは微妙です。

23日(火)から24日(水)にかけては、山で雪となる目安の上空1500m付近で0℃以下の寒気に、日本列島の大部分が覆われます。北日本だけでなく東日本や西日本の山間部でも本格的な雪になる見込みです。

東・西日本の峠道では今季初めて本格的に雪が積もり、冬用タイヤや滑り止めが必要となる可能性がありますので、走行する予定がある場合は事前に準備を行ってください。また、強い風が吹くため高い山では吹雪となるおそれがありますので、警戒が必要です。

北陸などは大気の状態が不安定になって雲が発達しやすく、市街地でも雨に混じって霰(あられ)の降る可能性があります。初冬期の霰は強く降ると道路に降り積もりますので、油断が出来ません。
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