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12月にかけて西日本は寒い 北日本は冬の訪れがゆっくり

2021/11/18 15:38 ウェザーニュース

今日18日(木)、気象庁は11月20日から12月19日までの1か月予報を発表しました。

この先しばらくは西日本を中心に寒気の流れ込みやすい状況が続き、寒い日が多くなる見込みです。北日本は寒気の影響が長く続かず、冬の訪れは少しゆっくりとなりそうです。

西日本に寒気流れ込みやすく寒い日多い

この先1か月の気温予想
ラニーニャ現象が発生している影響もあり、12月にかけては日本の西側が気圧の谷となる、「西谷型」のパターンが続く見込みです。上空を吹く強い西風、ジェット気流が南に蛇行し、西日本に寒気が流れ込みやすくなります。

関東甲信など東日本は1か月を平均すると平年並みですが、寒暖差が大きくなる予想です。

北日本は寒気が流れ込んでも影響が長くは続きません。1か月の平均気温は平年より高く、本格的な冬の訪れはいつもの年に比べると少し遅めとなりそうです。

北海道は27日(土)頃から5日間の平均気温が平年よりかなり高くなるとして、高温に関する早期天候情報が発表されています。

北陸や北日本で降水量が多い傾向

この先1か月の降水量予想
寒気が西日本を中心に流れ込む一方で、南からは暖かな空気が流れ込むため低気圧が発達しやすくなる見込みです。

北日本や北陸は低気圧の通過や、冬型の気圧配置になる影響で雨や雪の降る日が多く、1か月の降水量は平年並みか平年より多い予想となっています。ただ、気温が高いため雪としてまとまるのは山間部が中心です。

関東から西日本にかけては平年並みの予想で、太平洋側を中心に晴れる日が多い見込みです。
>>詳細 この先3か月間の天気傾向