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琵琶湖の水位低下続く 来週は雨の予想も回復は限定的か

2021/11/18 15:16 ウェザーニュース

11月に入り琵琶湖の水位の低い状態が続いています。来週はまとまった雨が予想されるものの、水位の回復は限定的と見られ、今後の動向に注目です。

10月以降の少雨で水位が低下

10月1日の時点では琵琶湖の水位は-0.31mと、この時期の平均的な水準になっていました。しかし、10月は雨が非常に少なく、滋賀県彦根市のアメダスで観測した降水量は30.0mmと、平年の3分の1程度の少なさです。このため、1か月で水位は0.2mほど低下しました。

11月に入ってからも雨はあまり降らず、9日(月)に22.5mmの雨が降っただけになっています。今日18日(木)10時の水位は-0.65mです。

来週はまとまった雨も回復は限定的

2007年以降の琵琶湖の水位
今回の水位は2007年以来の低さとなっています。2007年以降で水位が-0.60m前後まで低下したケースは今回をのぞいて4回ありました。水位の回復と彦根市のアメダスの降水量の関係を見ていくと、0.2mの水位上昇に120mm前後の雨が必要と考えられます。

現在の水位はこの時期の平均に比べて0.3mほど低いので、回復には150mm以上の雨が降らなければなりません。琵琶湖周辺では来週22日(月)頃にまとまった雨が予想されるものの、現時点では雨量が50mm前後に留まる見通しです。

幾分、水位が上昇することで、取水制限などの措置がすぐに取られることはないとみられます。ただ、その後もしばらく雨の降りにくい状態が続く見込みですので、引き続き水位の動向に注視する必要があります。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
jinryou3さん