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来週、しし座流星群の活動がピークに 見頃は17日(水)深夜〜翌日未明

2021/11/13 10:37 ウェザーニュース

来週中頃の11月17日(水)夜から翌18日(木)明け方に、「しし座流星群」の活動がピークを迎えます。放射点が空に昇ってくる23時頃(東京)から流星が出現し始め、極大は18日(木)2時頃と予想されています。

今年は月明かりの影響が大きいため条件は良くなく、出現数は多くても1時間あたり数個程度とみられます。

気になる天気は?

しし座流星群見えるかな 
17日(火)深夜〜18日(水)未明は、高気圧の中心が日本列島の東に離れ、西から気圧の谷が近づいてくる傾向が予想されています。

高気圧の勢力圏内の東北地方や北海道の太平洋側は、晴れて流星観測がしやすくなりそうです。ただ、夜が更けるにつれてぐっと冷え込みます。流星観測でじっとしていると想像以上に身体が冷えますので、真冬の防寒グッズをご活用ください。

東海や近畿なども西日本も晴れる所が多い予想ですが、九州など西の地域ほど状況が悪く、気圧の谷による薄雲が広がってくる予想です。

関東は湿った東風の影響で雲の多い空となる可能性が高く、天体観測には厳しい天気となる可能性があります。

沖縄も、気圧の谷の影響で雲が広がる可能性が高くなっています。
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しし座流星群の特徴は?

流星と流星痕(ウェザーニュース撮影)
(1)スピードが速い
しし座流星群の流れ星の速度は秒速71kmに達し、国際天文学連合がまとめた64の主要な流星群の中で、最もスピードが速い流星群とされています。

よく流れ星が流れている間に3回願い事をすると叶うと言われていますが、願い事を唱えるのが一番難しい流星群とも言えそうです。

(2)明るい流れ星が多い
しし座流星群は全体的に明るい流れ星の割合が高く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星も多く観測されます。

(3)流星痕が観測できることも
明るい流れ星が流れた後、その流星の軌跡上で雲のようなものが淡く輝く「流星痕」を観測できることがあります。

しし座流星群は明るい流れ星が多いため、流星が流れたあと(後・跡・痕)にも注目して観測するのも良さそうです。

流星観測をする時のポイント

出現位置と流星の長さ
流星群に属する流れ星は、「放射点」と呼ばれる天球上の一点から四方八方に流れますが、放射点の近くほど流れ星が多く見えるということはありません。放射点の方向にはあまりこだわらず、空を広く見るようにしましょう。

また、放射点から離れた方向ほど長い流れ星が観測できるので、長い流れ星を見たい方は放射点から遠い方向を中心に見るのがおすすめです。
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19日(金)には部分月食

11月19日(金)の夕方から宵にかけて、日本全国で「部分月食」が見られます。

月食は、太陽・地球・月が一直線に並ぶ時に起こり、月が地球の影に隠されることで、地球から見ると月が欠けていく様子が楽しめる天文現象です。

今回は月の大部分が隠れる「ほぼ皆既月食」となります。こちらもお楽しみに!
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