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北海道で大雨、釧路市内には避難指示【警戒レベル4】も

2021/11/10 10:41 ウェザーニュース

今日10日(水)の北海道は、低気圧の影響で道東を中心に雨や風が強まっています。

阿寒川が氾濫するおそれのある水位に到達したとして避難指示【警戒レベル4】を発表、大楽毛地区や阿寒町北町地区に向けて避難を呼びかけています。

道東は午後には雨の止むところが増えますが、代わって日本海側には強い寒気が流れ込み落雷や強い雨に対して注意が必要です。
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11月平年雨量の2倍に達した所も

北海道では、昨日9日(火)の降り始めからの雨量が多い所で100mmを超えています。

特に道東で雨量が多く、10日(水)9時30分までの24時間雨量は斜里町宇登呂で174.5mm、釧路市の阿寒湖畔で171.5mm、えりも町目黒で164.5mmと、11月1か月の平年の雨量の2倍に達する大雨になっている所があります。

また、広尾町や上士幌町のアメダス観測点では11月として1位の雨量を記録した地点もあります。

低気圧が発達しているため風も強く、各地の最大瞬間風速はえりも岬では午前7時09分に31.1m/s、釧路市で午前4時53分に28.9m/s、根室市で午前6時23分に28.1m/sです。

午後は日本海側で大気不安定 雷などに注意を

道東に荒れた天気をもたらしている低気圧は今日10日(水)の午後は次第に離れていきます。

ただ、しばらくは河川の増水や地盤が緩んだ状態が続くおそれがあるため、危険な場所には近づかないようにしていください。

午後は日本海からは上空5500m付近でマイナス24℃以下の強い寒気が流れ込んでくるため、北海道では日本海側を中心に大気の状態が不安定となります。

雨雲が発達する可能性があり、短い時間に降る強い雨や落雷、突風に十分な注意が必要です。
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