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関東は昼前後が雨風のピーク 午後は北日本で荒天に警戒

2021/11/09 07:56 ウェザーニュース

昨日から寒冷前線に伴う活発な雨雲が日本列島を通過中です。今日9日(火)朝は関東や東海、北陸を中心に一部では土砂降りの雨が降っています。

午後になると北日本で風や雨のピークとなるため警戒が必要です。

通勤通学時間帯は東日本で本降りの雨

寒冷前線の通過に伴い、この時間は東海や北陸を中心に雨が強まっています。7時40分までの1時間に静岡県御前崎市で52.5mmの非常に激しい雨が降り、名古屋でも本降りの雨となっています。

局地的には発達した雨雲も含まれており、激しい雨が長く降り続くことはないものの、一時的には傘をさしても濡れてしまうような激しい降り方になる予想です。出勤・通学には傘とともに、濡れたカバンや体を拭くタオルがあるとよさそうです。

関東でもすでに雨が降り始めており、場所によっては土砂降りの雨となっているところがあります。

また、沿岸部を中心に風も強まっていて、横殴りの雨となるおそれがあるので、注意が必要です。
>>最新の雨雲レーダー

関東は昼前後までが雨のピーク

雨の予想 9日(火)12時
発達した雨雲はこのあとは東へ進み、近畿では朝のうちに雨の止むところが増えてきます。名古屋周辺では午前中のうちに雨のピークを越える見込みです。

関東では寒冷前線本体の雨雲が近づいてくるためこれからが雨のピークとなります。前線に向かって南から湿った空気が流れ込むため、南部を中心に雨雲が発達しやすくなり、昼前後を中心に雨が強まる予想です。局地的には1時間に30mm前後の激しい雨となるため、道路冠水などに注意してください。沿岸部では風も強まり、雨が横殴りとなります。外に出る必要がある方は、傘よりもレインコートが重宝しそうです。
>>ピンポイント影響予測 雨風の強さ〔会員メニュー〕

北日本は夜にかけて荒天に警戒

雨風のピーク時間帯の予想
北日本では前線接近前から風が非常に強まっていて、北海道深川市では7時01分に24.8m/s、室蘭市では6時26分に23.1m/sの最大瞬間風速を観測しました。

寒冷前線の接近に伴い、午後からは風に加えて雨も強まります。前線の近傍では1時間に30mmを超える激しい雨となる見込みです。南から湿った空気が流れ込み続ける北海道の道東では、激しい雨が降り続くおそれがあり、明日の朝までの24時間で多いところでは150mm前後の大雨となる予想です。低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害の発生などに十分注意してください。

また、前線に向かって南東の風がさらに強まる予想です。沿岸部では瞬間的には30m/s前後の暴風となるおそれがあり、飛来物や高波にも警戒が必要です。午前中のうちに飛ばされやすいものを室内に片づけておくなど、風への対策もしてください。

この強まる雨風により、電車の遅延や高速道路の通行止めなど、交通機関への影響も懸念されるので、利用する予定のある方はホームページなどで最新情報を確認するようにしてください。
>>このあとの雨や風の予想をアプリで見る