国内:茨城県北部でM5.3 4日前にも震度4があったばかり
1日(月)6時14分頃、茨城県北部を震源とするマグニチュード5.3、深さ57kmと推定される地震が発生しました。この地震で茨城県水戸市、笠間市、ひたちなか市、栃木県真岡市、福島白河市などで最大震度4を観測、そのほか、関東から福島県にかけての広い範囲で震度3を観測しています。
地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ、逆断層型と解析されています。今回の震源は茨城県沖から連なる地震の多い領域のひとつで、2016年にはマグニチュード5.4の地震で最大震度5弱を観測、古い所では1930年にマグニチュード6.5の地震の起きた記録があります。1930年の地震は当時の観測網で最大震度は5でしたが、地震の規模から考えると震央付近ではさらに強い揺れに見舞われたとみられます。
茨城県では4日前の10月28日(木)にも南部を震源とする最大震度4の地震が発生していました。2つの地震は関東の地下の複雑なプレートの分布に起因しており、茨城県内でも特に地震の多い「地震の巣」と言えるほどの領域を震源としています。
» 関連動画 関東地下のプレート解説
地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ、逆断層型と解析されています。今回の震源は茨城県沖から連なる地震の多い領域のひとつで、2016年にはマグニチュード5.4の地震で最大震度5弱を観測、古い所では1930年にマグニチュード6.5の地震の起きた記録があります。1930年の地震は当時の観測網で最大震度は5でしたが、地震の規模から考えると震央付近ではさらに強い揺れに見舞われたとみられます。
茨城県では4日前の10月28日(木)にも南部を震源とする最大震度4の地震が発生していました。2つの地震は関東の地下の複雑なプレートの分布に起因しており、茨城県内でも特に地震の多い「地震の巣」と言えるほどの領域を震源としています。
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国内:石川県・能登半島の地震活動続く
2日(火)19時06分頃、石川県・能登半島沖を震源とするマグニチュード3.9、深さ13kmと推定される地震が発生しました。また、5日(金)0時21分頃には石川県能登地方を震源とするマグニチュード4.0、深さ13kmと推定される地震が発生し、いずれの地震でも最大震度3を観測しています。
能登半島北部では、体に感じない小さな地震が2020年12月から徐々に増え始め、今年1月には最初の有感地震となるマグニチュード2.8(最大震度2)の地震が発生。今年の5月以降はさらに有感地震が増加し、8月には13回に達しました。
これまでで最も大きかったのは9月16日に起きたマグニチュード5.1(最大震度5弱)の地震で、11月6日までの有感地震の回数は、50回を超えています。
地震の増加とともに規模そのものを示すマグニチュードも大きくなっていて、5月頃までは大きい地震でもマグニチュード3前後だったものが、6月以降はマグニチュード4前後、9月にはマグニチュード5.1の地震が起き、10月にもマグニチュード4.3の地震が起きています。
現在、地震が多発している能登半島北部には、これまでに知られている活断層はありません。ただ、今回地震が多発している能登半島北部のすぐ沖合では1993年2月にマグニチュード6.6の地震が発生し、負傷者30人の被害のほか小規模ながら津波もありました。
現在の地震活動の原因はよくわかっていませんが、依然として活発な状態が続いており、今後も注意が必要です。
» 関連記事 石川能登の地震
能登半島北部では、体に感じない小さな地震が2020年12月から徐々に増え始め、今年1月には最初の有感地震となるマグニチュード2.8(最大震度2)の地震が発生。今年の5月以降はさらに有感地震が増加し、8月には13回に達しました。
これまでで最も大きかったのは9月16日に起きたマグニチュード5.1(最大震度5弱)の地震で、11月6日までの有感地震の回数は、50回を超えています。
地震の増加とともに規模そのものを示すマグニチュードも大きくなっていて、5月頃までは大きい地震でもマグニチュード3前後だったものが、6月以降はマグニチュード4前後、9月にはマグニチュード5.1の地震が起き、10月にもマグニチュード4.3の地震が起きています。
現在、地震が多発している能登半島北部には、これまでに知られている活断層はありません。ただ、今回地震が多発している能登半島北部のすぐ沖合では1993年2月にマグニチュード6.6の地震が発生し、負傷者30人の被害のほか小規模ながら津波もありました。
現在の地震活動の原因はよくわかっていませんが、依然として活発な状態が続いており、今後も注意が必要です。
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世界:インドネシア・セラム島付近でM5.7の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しています。3回の地震はいずれもマグニチュード6.0で、目立って大きな地震は起きませんでした。
今回注目する地震は日本時間の4日(木)昼前にインドネシアで発生した地震です。ニューギニア島の西にある比較的小さな島、セラム島付近が震源で、マグニチュード5.7、深さは約18kmと推定されています。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
震央付近では揺れが強かったと見られるものの、市街地がなかったため大きな被害は報告されていません。
セラム島周辺はプレート境界が複雑に入り組んでおり、陸域や沿岸部でしばしば大きな地震が起きています。最近では2019年に島の西部沿岸でマグニチュード6.5、2015年には南の沖合でマグニチュード6.9の地震が発生しました。
今回注目する地震は日本時間の4日(木)昼前にインドネシアで発生した地震です。ニューギニア島の西にある比較的小さな島、セラム島付近が震源で、マグニチュード5.7、深さは約18kmと推定されています。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
震央付近では揺れが強かったと見られるものの、市街地がなかったため大きな被害は報告されていません。
セラム島周辺はプレート境界が複雑に入り組んでおり、陸域や沿岸部でしばしば大きな地震が起きています。最近では2019年に島の西部沿岸でマグニチュード6.5、2015年には南の沖合でマグニチュード6.9の地震が発生しました。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。