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ガラスではなくタオルにスプレーが正解? 効率アップできる窓掃除の5つのポイント

2021/11/05 14:12 ウェザーニュース

今年こそは計画的に済ませておきたい大掃除。特に秋に済ませたいのが、屋外で水を使った作業になる窓ガラス掃除です。掃除のプロに窓ガラス掃除の注意点を教えていただきます。

秋にするべき大掃除、窓ガラス

何かと忙しい年末に大掃除は負担、秋から計画的に少しずつ済ませておきたいものです。特に寒くなる前に行いたいのが、窓ガラスの掃除です。冬に比べて水を扱うのも辛くなく、乾きも早いです。屋外での作業が気持ちよい天候なので、エクササイズやレクリエーション感覚で取り組めます。

窓ガラス掃除の5つのポイント

窓ガラスの掃除は大変な作業ですが、終了後に汚れや拭き跡を見つけてガッカリすることが多くないでしょうか。全国で家事代行サービスなどを展開するカジタク・サプライヤチームの鈴木健吾さんは、「窓ガラス掃除を効率よく、キレイに仕上げるための5つのポイントがある」といいます。詳しく教えていただきましょう。

(1)ガラスではなくタオルにスプレー


頑固な汚れには洗剤スプレーを使いますが、ガラスに直接スプレーするのはNGです。

ウェザーニュースが行った洗剤スプレーに関するアンケート調査では、85%の人が「ガラスに直接噴射」と答え、「布に噴射して拭く」(15%)を大きく上回る結果に(2021年10月30〜31日実施、7426人回答)。それほど多くの人がやってしまいがちな注意点です。

「窓に直接スプレーすると、洗剤が垂れて跡になったり、うまく拭き取れずにムラになる原因になりやすいのです。スプレーは、まずタオルや雑巾などに吹き付けて、掃除しましょう」(鈴木さん)

(2)最初からすべての窓に洗剤をつけるのはNG


効率よく行おうとするあまり、いっぺんに複数の窓に洗剤をつけたりしてはいないでしょうか。

「拭き取る前に乾いてしまい、跡が残りやすいですね。作業は窓ガラス1枚ごとにして、洗剤が乾く前に素早く拭き取るようにします」(鈴木さん)

(3)短い時間でなるべく素早く


取り掛かったら時間をかけずに終わらせられるよう、作業の手順を考え準備しておきましょう。

「窓ガラス掃除のコツは、短い時間で済ませることです。水で濡らした窓が再度乾いてしまうと、洗剤や砂、ホコリなどが窓にこびりつき、落としにくくなってしまいます」(鈴木さん)

(4)日中を避けて掃除する方が良い


日が高くなるとポカポカ暖かく気持ちがよいのですが、窓ガラス掃除には適さないといいます。

「濡らしても乾燥するスピードが早く、拭き跡が残りやすくなります。光の反射で汚れも見逃しやすくなります。窓ガラスの掃除に向いているのは、実は曇りや雨上がりの日。湿度が高めで、ガラスの汚れが浮き上がりやすいからです」(鈴木さん)

(5)掃除の順番は窓サッシ→窓ガラス→網戸


窓ガラスの掃除だからとガラスから掃除してはいないでしょうか。

「窓ガラスの掃除は、汚れの多い順に、窓サッシ→窓ガラス→網戸で行います。ガラスから掃除してしまうと、外側の汚れが目立ってしまい、掃除し残してしまうからです」(鈴木さん)


これで窓ガラスの大掃除も、きれいに仕上げることができそうです。本格的に寒くなる前に、計画を立てて掃除してみてはいかがでしょうか。
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参考資料など

取材協力:アクティア株式会社(https://www.kajitaku.com/)