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北海道で非常に激しい雨 落雷やひょうに加えて強風にも警戒

2021/11/02 07:59 ウェザーニュース

今日2日(火)は寒気を伴った低気圧が通過する影響で、北日本は雨や風が強まるところがあります。落雷やひょう、突風などに警戒が必要です。
>>最新の雨雲レーダー

1時間に50mmを超える非常に激しい雨を観測

上空5500m付近で-24℃以下の寒気を伴った低気圧が日本海をゆっくりと東へ進みます。低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、周辺では大気の状態が非常に不安定になっており、局地的に雨雲が発達しています。

北海道渡島地方の福島町にあるアメダス千軒では、7時30分までの1時間に55.5mmの非常に激しい雨を観測しました。周辺では落雷も頻発しており、北海道の渡島地方と檜山地方には、7時30分現在、竜巻注意情報が発表されています。

また、低気圧とオホーツク海の高気圧の間の気圧差が大きくなるため、風も強まっています。北海道渡島地方にある木古内町では、6時30分過ぎに23.7m/sの最大瞬間風速を観測しました。沿岸部では瞬間的に20m/sを超える風の吹くところがあるので、横殴りの雨や飛来物などに注意をしてください。
>>この先の雨風の強さは?

明日3日(水)にかけて大雨のおそれ

3日(水)朝の雨雲の予想
このあとも北日本では雨が降りやすく、特に北海道の道南や道央では一部に発達した雨雲がかかる予想です。

上空の寒気が強いため雨雲は高いところまで発達し、1時間に30mmを超えるような激しい雨を降らせたり、雷や突風、ひょうなどを伴うおそれがあります。

午後にかけては北海道の太平洋側に雨雲が広がって、明日3日(水)には道東に強い雨のエリアが移る見込みです。総雨量が100mmを超えるような大雨となることもありますので、道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒をしてください。
>>27時間先までの雨雲レーダーをアプリで見る