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台風20号は今夜、小笠原に最接近 瞬間風速50m/sの暴風のおそれ

2021/10/28 10:57 ウェザーニュース

台風20号(マーロウ)は28日(木)11時の推定位置で、小笠原諸島・父島の南南西海上にあるとみられ、北東に進んでいます。勢力を強めており、中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は35m/sとなりました。

衛星画像では台風を取り巻く雨雲がまとまり、台風の目が形成されている様子がわかります。

▼台風20号 10月28日(木)11時推定
 中心位置   父島の南南西約380km
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北東 20 km/h
 中心気圧   965 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s

小笠原諸島 今夜は暴風雨に

28日(木)夜の雨雲の予想
小笠原諸島では今日の午後から台風周辺の活発な雨雲がかかり、次第に雨が強まります。ピーク時には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が予想され、総雨量は200mm前後に達するおそれがあるため、道路冠水や土砂災害などに警戒が必要です。

また、強い勢力を保ったまま接近するため風が強まり、最も近づく今夜は瞬間的に50m/s前後の暴風に見舞われるおそれがあります。風のピークは夕方以降の暗い時間帯となりますので、できるだけ早いうちに屋外の飛ばされやすいものは室内に取り込んだり、停電への対策を進めるようにしてください。

10時30分現在、小笠原諸島に暴風警報と波浪警報が発表されています。今後の台風情報や自治体から発表される避難情報などをこまめに確認し、厳重な警戒が必要です。

台風の進路から離れている関東でも明日29日(金)は沿岸部で風が強く、波も高くなりますので油断ができません。
>>最新の台風情報

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風20号の名前「マーロウ(Malou)」はマカオが提案した名称で、「めのう(瑪瑙)」を意味する言葉からとられています。
>>台風情報をアプリで見る
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構