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台風20号は強い勢力で明日、小笠原に最接近 暴風雨に厳重な警戒を

2021/10/27 16:10 ウェザーニュース

台風20号(マーロウ)は、今日27日(水)15時現在、日本の南の海上で次第に勢力を強めています。

台風は今後も海面水温が高い領域を進むため、発達を続けながら明日28日(木)から明後日29日(金)にかけて小笠原諸島へ接近・通過する予想です。暴風や大雨、高波に厳重な警戒が必要です。

▼台風20号 10月27日(水)15時
 中心位置   日本の南
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 45 m/s

強い勢力で小笠原を直撃

28日(木)夕方の雨雲の予想
小笠原諸島は台風を取り巻く発達した雨雲の通過に伴い、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が予想されます。総雨量は200mmを超えるおそれがあり、道路冠水や土砂災害などに警戒が必要です。

明日28日(木)15時の時点で、中心付近の最大風速が40m/s、最大瞬間風速は55m/sが予想され、進路によってはこれに近い暴風が吹き荒れることになります。飛来物に備え、屋外の飛ばされやすいものは室内に取り込んだり、停電への対策を進めるようにしてください。明日は朝から風が強まりますので、対策は出できるだけ今日のうちに済ませる必要があります。

また、海上は波が非常に高く、猛烈なしけとなりますので、しばらくは海岸に近づかないようにしてください。今後の台風情報や自治体から発表される避難情報などのこまめな確認が必要です。

台風の進路から離れている関東でも29日(金)は沿岸部で風が強まり、波も高くなりますので油断ができません。
>>最新の台風情報

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風20号の名前「マーロウ(Malou)」はマカオが提案した名称で、「めのう(瑪瑙)」を意味する言葉からとられています。
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