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西日本を中心に12月以降は寒くなる予想 ラニーニャ現象の発生が影響も

2021/10/25 17:26 ウェザーニュース

気象庁は25日(月)、11月から1月までの3か月予報を発表しました。3か月の平均気温は西日本で平年よりも低くなる見込みです。

冬にかけてラニーニャ現象の発生の可能性があり、冬の天候への影響が考えられます。

西日本は寒い冬になる見込み

11~1月の平均気温
冬にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が高まっています。日本付近では上空の流れる強い西風、ジェット気流が南に蛇行し、西日本を中心に寒気が流れ込みやすくなる見込みです。

このため、西日本では12月から1月にかけての気温が低くなり、3か月の平均気温は平年並みか平年より低い予想となっています。記録的に”暑い”秋から一転して、寒い冬となりそうです。

東日本、北日本は概ね平年並みの予想で、11月以降は順調に季節が進んでいきます。
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西日本の日本海側で降水量が多い予想

11~1月の降水量
寒気の影響を受けやすい西日本は冬型の気圧配置が強まり、降水量は日本海側で平年並みか多く、太平洋側で平年並みか少ない予想となっています。冬の天候の特徴が際立つ傾向です。山沿いを中心に早い時期から雪の積もる可能性が出てきますので、冬用タイヤなど冬の備えは少し早めに進めたほうが良いかもしれません。

また、北日本は低気圧の影響を受ける日が増えるため、北海道で平年並みか多い予想となっています。東日本は平年並みの予想で、12月以降は北陸など日本海側は時雨や雪の日が多く、太平洋側では乾燥した晴天の日が多い見込みです。
» この先3か月間の天気傾向