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季節の歩みは再びスローダウン 11月は気温高く冬の訪れ遅れる

2021/10/21 15:23 ウェザーニュース

今日21日(木)、気象庁は10月23日から11月22日までの1か月予報を発表しました。

10月半ばから次々に寒気が流れ込んで、一気に秋が深まりました。ただ、11月にかけては再び気温が高めの傾向となり、季節の歩みはスローダウンする見込みです。

11月は気温高めで冬の訪れは遅れ気味か

この先1か月の気温予想
この先1か月は日本列島の西に気圧の谷がある、「西谷(にしだに)」と呼ばれる上空の寒気が流れ込みにくいパターンとなる見込みです。このため、1か月の平均気温は沖縄や奄美、北海道などで平年よりも高く、そのほかの各地は平年並みか高い予想となっています。

北海道と東北は27日(水)頃から気温が平年を大きく上回る可能性が高いとして、高温に関する早期天候情報が発表されました。

特に11月のはじめは全国的に気温が高くなり、このところ一気に進んだ季節の歩みは再びスローダウンする見込みです。

冬型の気圧配置が少ない

この先1か月の降水量予想
寒気が流れ込みにくく、冬型の気圧配置になる日が少ないことから、北日本の日本海側の降水量は平年並みか少ない予想です。気温も高めの日が多く、本格的に雪の降り出すタイミングは遅れる可能性があります。

西日本から東日本にかけては秋らしく天気が周期的に変化し、降水量は平年並みの見込みです。日照時間も平年並みとなるため、紅葉シーズンに合わせて秋晴れが期待できます。
>>詳細 この先3か月間の天気傾向