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北日本日本海側や北陸に暴風警報 雷雨や竜巻、ひょうなど荒天に警戒

2021/10/20 09:38 ウェザーニュース

今日20日(水)は低気圧が北日本を通過して、一時的に冬型の気圧配置が強まります。日本海側を中心に風が非常に強まり、すでに暴風警報が発表されているところもあり、荒天に警戒が必要です。

また、この時期としては強い寒気が上空に流れ込み、大気の状態が非常に不安定になるため、激しい雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうのおそれがあります。

暴風警報発表 沿岸部など30m/s超おそれ

北日本を通過する低気圧と、大陸から張り出す高気圧によって等圧線の間隔が狭くなり風が強まってきています。低気圧の北側から西側にかけて風が強まりやすく、暴風が吹き荒れるおそれがあります。

7時30分現在、秋田県や山形県、新潟県、富山県には暴風警報が発表されており、新潟県の佐渡島にある両津では最大瞬間風速29.1m/sを観測しました。

このあと、低気圧が東へ進むにつれて、暴風が吹き荒れるエリアが北日本の日本海側へと移っていきます。北海道から東北、北陸にかけての日本海沿岸部では平均で15~20m/s、瞬間的には30m/s前後の風が吹き荒れる予想です。雨戸やシャッターをしっかりと閉めるなど、飛来物から窓ガラスを守るようにしてください。

また、鉄道に遅れが出るなどの交通機関への影響も考えられます。移動の必要がある場合は時間に余裕をもち、最新の気象情報や運行情報をこまめに確認することが必要です。
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日本海側の広い範囲で雷雨やひょうに注意

雨の予想 20日(水)13時
上空の寒気が強いため大気の状態は非常に不安定で、雨雲が発達しやすくなります。北陸から東北、北海道はきょういっぱい断続的に雨が強まる見込みです。

活発な雨雲が通過するタイミングでは強い雨に加え、落雷や雹、竜巻などの突風を伴うおそれがあります。

新潟県上越市では激しいあられに見舞われ屋に積もっているところがあります。道路にも積もると滑りやすくなるため、車の運転は速度を落として安全を第一にお願いします。
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また、北海道の山沿いは雪に変わり、標高の高い峠道は積雪の可能性があります。冬用タイヤや滑り止めなどの装備が必要になる所がありますので、事前の準備が必要です。
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