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北海道・稚内で初雪を観測
全国の気象台で今季初めて

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2021/10/17 04:05 ウェザーニュース

上空に11月中旬並みの寒気が南下している影響で、北海道の宗谷地方では雪の降っているところがあります。

稚内地方気象台は3時過ぎに今冬の初雪を観測したと発表しました。全国で一番乗りです。平年より2日早く、昨シーズンより17日早い観測でした。

寒気は明日18日(月)にかけて強まるため、旭川などでも初雪となる可能性があります。標高の高い峠道などは積雪のおそれがありますので、車の運転の際は十分注意してください。
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初雪は機械による自動観測で判別

気象庁では2020年から、全国のほとんどの地方気象台等での初雪の観測を、これまで行っていた目視観測から自動観測へと切り替えました。稚内の初雪も、機械による自動観測での発表です。

自動観測では降水があった場合の降水種別(雨、雪、みぞれ)は、気温と湿度の観測値から判別する方法がとられています。稚内では気温が約6℃と高いものの、湿度が50%程度と低いため、みぞれまたは雪と判定されたとみられます。

気象庁によると、従来の人の目視による観測と違って連続的な観測が可能となったため、自動観測になると「初雪」は早くなる傾向とのことです。なお平年値は自動観測用の平年値に更新されています。
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