「吊るし雲」は上空の風が強いときに現れます。日本海から南下している前線に向かって南西の風が吹いていて、富士山の風下側に出現したと見られます。甲府市から見た吊るし雲は、ちょうど夕日に照らされ、鮮やかなオレンジ色に染まっていました。

吊るし雲は高い山の風下に現れる雲で、上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、一度出現すると場所がほとんど動かず「吊されて」いるように見えるので「吊るし雲」と呼ばれています。

・「上空の風が強い」
・「湿った空気が存在する」
という状況の時に発生しやすく、天気が崩れる前触れとも言われています。

前線の南下に伴って、山梨県や静岡県など富士山周辺では今夜以降、雨の降り出す所が多い見込みです。
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