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九州、中国で次第に雨が本降り 関東は明日午前中がピークに

2021/10/16 14:10 ウェザーニュース

今日16日(土)は低気圧が日本海を進み、中心を通る前線がゆっくりと南下しています。午後になって雨の範囲が広がり、九州や中国でも本降りになってきました。

九州や中国で雨が本降りに

前線の南下によって九州北部から中国など日本海側に雨雲が広がり、雨が本降りとなっています。14時までの1時間には福岡県太宰府市で4.5mm、山口県萩市・須佐で4.0mmの雨を観測しました。

夕方から夜にかけてはさらに雨の範囲が広がって、夕方までには近畿や北陸、北海道でも傘が必要になる見込みです。局地的には雷を伴って強く降ることがあり、注意が必要です。

湿った空気で太平洋側も雨雲が発生

雨雲レーダー
また、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で太平洋側でも雨雲が発達し、四国の太平洋側や静岡県付近に活発な雨雲が見られます。

静岡県で発達した雨雲は、上空の風によって今夜にかけて関東にも広がってくる見込みです。すでに神奈川県の一部では雨が降り出しており、この後は東京都心でも雨の可能性があります。夜に屋外を移動する必要がある場合は雨具を忘れずにお持ちください。
» 最新の雨雲レーダー

明日午前中は関東などで雨のピークに

17日(日)朝の雨の予想
今夜から明日17日(日)にかけて前線は日本列島を通過していきます。今夜は北日本から北陸、西日本の各地が雨の中心で、明日になると関東や東海が雨の中心になる見込みです。

関東は明日の午前中が雨のピークで、昼過ぎまで傘の必要な状況が続きます。

前線が東に抜けた後は一時的に冬型の気圧配置となり、上空には寒気が流れ込んでくる予想です。このため、日本海側は雨が降りやすく、初冬に良く見られる「時雨」のパターンとなります。北海道では標高の高い所で雪に変わり、道北の市街地では初雪となるかもしれません。
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