月の約98%が隠れる

部分月食は月が東の空に昇る頃にはじまり、月はどんどんと欠けながら高度をあげていきます。
今回は、食の最大時には月の直径の97.8%が地球の影に入る、たいへん深い部分月食です。
月が完全に地球の影に入る皆既月食の場合は、赤銅色の満月の姿が楽しめますが、通常の部分月食の際は月は影に入った部分が暗くなるのみです。ただ、今回は月がほぼ地球の影に入る、皆既食に近い部分月食となるため、食の最大の頃には影の部分が色づいて見えるかもしれません。
今回は、食の最大時には月の直径の97.8%が地球の影に入る、たいへん深い部分月食です。
月が完全に地球の影に入る皆既月食の場合は、赤銅色の満月の姿が楽しめますが、通常の部分月食の際は月は影に入った部分が暗くなるのみです。ただ、今回は月がほぼ地球の影に入る、皆既食に近い部分月食となるため、食の最大の頃には影の部分が色づいて見えるかもしれません。
全行程が見えるのは北海道と東北北部

北海道や東北北部のエリアでは、部分食が始まる16時18分頃の時点で、すでに空に月は昇っているため、部分食を最初から見ることができます。
これ以外のエリアでは、部分食が始まってから月が空に昇ってくる「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」となります。
これ以外のエリアでは、部分食が始まってから月が空に昇ってくる「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」となります。
部分食の最大は全国で見られる

11月19日(金)、満月は16時18分頃から欠け始め、18時2分頃に部分食の最大を迎えます。食の最大後、月は段々と元に戻り、19時47分頃に部分食が終了して満月の姿に戻る予想です。部分食の始まりから終わりまでは、約3時間29分あります。
部分食の始まりは北海道や東北北部でのみ見られますが、食の最大までには全国で月が空に昇ってきます。
十分に月食を楽しむことができますので、月が昇ってくる東の空が開けた場所から、月食をお楽しください。
» 月の出る時刻を確認
部分食の始まりは北海道や東北北部でのみ見られますが、食の最大までには全国で月が空に昇ってきます。
十分に月食を楽しむことができますので、月が昇ってくる東の空が開けた場所から、月食をお楽しください。
» 月の出る時刻を確認
参考資料など
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_l.cgi
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_l.cgi