facebook line twitter mail

風呂上がりの保湿がなぜ大切なのか? タイムリミットはどれくらい?

2021/10/20 20:57 ウェザーニュース

秋が深まるにつれ空気も乾燥し、肌の調子が気になります。すべすべの肌を守るためには、風呂上がりの保湿にカギがあるといいます。

入浴後、肌の水分量が変化する?

毎日の生活のなかで肌を乾燥から守るために忘れてならないのが、風呂上がりのお手入れです。入浴すると肌がしっとりしキレイになりますが、しばらくすると乾燥を感じることが多いものです。

入浴により、肌にそなわっていた皮脂や保湿成分が溶け出しているからだといいます。肌のバリア機能が乱れてしまい、肌が水分を保つことができず急速に乾燥していくのです。

健康に問題のない20~40代の女性14名の入浴前後の皮膚水分量の変化を計測した調査(「『保湿リミット』実験結果」日本健康開発財団温泉医科学研究所)では、お風呂上がり10分以内で急激な変化があることが示されました。

入浴直後、皮膚水分量は高い状態です。しかし、出浴1分後をピークに下がり始め、15分後までに入浴前に近くなってしまいます。その後も皮膚水分量は低下し、出浴30分後、出浴60分後では、入浴前より低い結果となりました。

入浴前と比べて有意に肌水分量が多いのは、出浴10分後まで。つまり、出浴10分後までが保湿のタイムリミットといえそうです。

入浴後の効果的な保湿ケア

多くの皮膚トラブルに悩む患者さんの治療に当たってきた野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生も、「入浴後は出来るだけ早く、遅くとも10分以内に保湿の必要があります。そのためにも、脱衣所に保湿剤を置いておきましょう」とアドバイスします。

風呂上がりの正しい保湿ケアを教えていただきましょう。

「まず、清潔なタオルで水分をぬぐいます。肌表面に水分が残ると乾燥するときに肌の潤いを奪うからです。そして、肌が乾燥しはじめる前に保湿剤を塗ります。

ポイントは保湿剤をムラなく塗ることです。保湿剤を手に取り、決してこすらず、手のひらで肌をなでるように優しくなじませましょう。乾燥しやすい手やすね、腰、背中などは、重ね塗りします。塗り忘れや不足がないようにしましょう」(野村先生)

秋も深まってくると、お風呂で温まるのが心地よくなってきます。正しいケアで肌も守って入浴を楽しみましょう。

>>お天気ニュースをアプリで読む