facebook line twitter mail

小笠原の海底火山噴火 2カ月かけて沖縄本島に軽石が漂着

2021/10/15 12:01 ウェザーニュース

沖縄本島から海岸に漂着した軽石の報告が寄せられています。

8月13日に小笠原諸島のさらに南の南硫黄島近くにある福徳岡ノ場の海底火山の噴火によって噴出された軽石が海流によって流され、沖縄本島にも漂着した模様です。

鹿児島県や沖縄県に大量の軽石が漂着

11日(月)には鹿児島県の喜界島や沖縄県の大東諸島にも大量の軽石が漂着しており、その後も海流に乗って沖縄本島に到達したと考えられます。

海上保安庁は11日(月)に「奄美大島東岸から喜界島西岸にかけて軽石と思われるものが多数漂流している」として付近を航行する船舶に対して注意を呼びかけました。軽石がエンジン冷却装置の吸水口に詰まり、故障につながる可能性があるということです。

沖縄本島と小笠原諸島の距離はおよそ1,450km。噴火から約2カ月をかけて沖縄本島に到達したことになります。壮大な自然の力に畏怖を感じます。
» 福徳岡ノ場の火山情報
» ウェザーニュース記事一覧

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

ちっちさん