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紅葉見頃予想2021【東日本編】

第2回紅葉見頃予想

2021/10/13 11:14 ウェザーニュース

東日本エリアの今年の紅葉見頃予想です。

【関東・甲信の見頃予想】
山から紅葉シーズン開始、高尾山など南部の名所は11月中旬から見頃に

【関東】
関東・甲信では、9月前半の気温が平年より低く、9月後半〜10月上旬は高くなりました。このため、9月中に見頃を迎える標高の高い山では平年より5日前後早い見頃を迎えた一方、10月中旬に見頃を迎える山では色付きが遅れ、平年より5日前後遅い見頃を迎える見込みです。

今後、10月中旬以降は暑さが落ち着くものの、11月の気温は平年より高い予想のため、これから見頃を迎える名所では平年並〜遅い見頃となる予想です。

葉の色付きについては、11月にかけて天気が周期的に変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な適度な日差しと雨が見込めます。このため、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。

【甲信】
甲信は、9月前半の気温が平年よりも低めになりました。このため、平年9月末に見頃を迎える中央アルプス千畳敷カール(長野)では平年よりも早い見頃を迎え、すでに落葉が始まっています。また、志賀高原(長野)では平年並の時期に見頃を迎えており、上高地河童橋付近(長野)も今週末に平年並の見頃を迎える見込みです。

ただ、9月後半〜10月上旬の気温が高めになったため、平年10月中旬に見頃を迎える高峰高原(長野)など一部では色付きが遅くなっており、平年よりも遅めの見頃を迎えるとみています。

今後、10月下旬は暑さが落いて概ね平年並の気温になるため、これから見頃を迎える名所では平年並の見頃を迎えるところが多くなる見込みです。

葉の色付きについては、11月にかけて天気が周期的に変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な適度な日差しと雨が見込めます。このため、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。

【北陸の見頃予想】
山から紅葉シーズン開始、兼六園は11月中旬から見頃

北陸では、9月中旬にかけて気温が平年より低く推移しました。室堂平(富山)では平年より10日ほど早い見頃を迎え、既に今年の紅葉は終了しています。

10月に入ってからは晴れた日が多く、昼間の気温は高くなったものの放射冷却による冷え込みで葉の色付きが進みました。このため、白山白川郷ホワイトロード(石川)では平年並の見頃を迎えており、今週末も紅葉を楽しむことが出来そうです。

今後、10月下旬以降は気温が平年並になるため、これから見頃を迎える名所でも平年並の時期に見頃を迎えるところが多くなる予想です。

葉の色付きについては、10月下旬にかけて天気が周期的に変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な適度な日差しと雨が見込めます。このため、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。

【東海の見頃予想】
山から紅葉シーズン開始、平野部は11月下旬から見頃

東海では、今週末から寒気が流れ込み、標高が高い山ではいよいよ葉の色付きが始まりそうです。白川郷(岐阜)などの山沿いでは平年並の見頃を迎えるとみています。

今後、11月にかけての気温は平年並になるため、多くの名所で平年並の時期に見頃を迎える予想です。

葉の色付きについては、11月にかけて天気が周期的に変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な適度な日差しと雨が見込めます。このため、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。