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記録的残暑から一転し気温急降下 北海道では初雪の可能性も

2021/10/11 16:00 ウェザーニュース

10月上旬は西日本を中心に記録的に気温が高くなりました。ただ、この1週間で気温は一変し、急に季節が進んでいきます。

低温に関する早期天候情報を発表

冒頭のグラフはウェザーニュースによるこの先1週間の予想気温(11日(月)発表)です。これを見ると、東京都心は明日12日(火)から明後日13日(水)にかけて大きく気温が下がります。天気が崩れて雨が降ることに加え、北東からの冷たい空気が吹き込む影響で肌寒くなる見込みです。

大阪市や福岡市など西日本は、これまでに比べると暑さのトーンは下がってくるものの、15日(金)頃まで25℃を超える日が続きます。ただ、週末は寒気が南下することで一気に気温が下がって17日(日)は福岡市で18℃。11月中旬並みの気温となる予想です。

気象庁は17日(日)頃から5日間の平均気温が平年より大幅に低くなる可能性が高いとして、全国の広い範囲に低温に関する早期天候情報を発表しました。半袖で過ごせる陽気から、いきなり上着が欲しいくらいになりますので、体調管理に注意が必要です。

北日本では初雪の可能性も

17日(日)の予想天気図
17日(日)から18日(月)にかけて、気圧配置は西高東低の冬型となり、北海道の上空1500m付近には-6℃以下の寒気が流れ込みます。この秋になってからは最も強い寒気で、標高の高い内陸部で降水があれば、雪に変わってもおかしくありません。市街地で積もるような雪にはならないものの、初雪の可能性があり、冬の到来を感じさせるような天気となります。

本州上空も0~3℃ほどの寒気に覆われますので、高い山では雪になる見込みです。東北の山や北アルプスをはじめとした中部山岳では初冠雪ラッシュとなる可能性があります。

この1週間で季節は大きく前進する見込みです。
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