7日(木)22時41分頃、千葉県北西部を震源とするマグニチュード5.9、深さ75kmと推定される地震が発生し、東京都足立区と埼玉県川口市、宮代町で震度5強の強い揺れを観測しました。

その後も千葉県北西部では地震活動が続いていますが、震度1以上を観測する有感地震はそれほど多くありません。最初の地震が発生してから約40分後の23時44分にマグニチュード3.2、日付が変わって今日8日(金)の5時11分にマグニチュード3.6があったのみです。

＜千葉県北西部を震源とする有感地震（昨夜～8日(金)9時まで）＞
　7日(木)　22時41分　M5.9　震度5強
　7日(木)　23時44分　M3.2　震度1
　8日(金)　05時11分　M3.6　震度2
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防災科学技術研究所のHi-netによる自動処理震源の分布を見ると、今回の地震は面的な広がりはそれほど大きくなく、同じような所で発生していることがわかります。

震源が70～80kmと比較的深いため、マグニチュード3に満たないような小さな地震では地上まで揺れが届かず、有感地震が少ないとみられます。

2005年7月23日に今回とほぼ同じ震源でマグニチュード6.0の地震が発生した後は、直後にマグニチュード4.6が起きました。さらに2週間ほど経過した8月7日にもマグニチュード4.7、震度4の地震が発生しています。

現時点で有感地震が少ないとは言え、しばらくは強い揺れを伴う地震が発生してもおかしくありません。また、今回の地震とは関係なく、関東は強い地震の多い地域です。物が落ちたり、家具が倒れるなどの被害があったご家庭では、しっかり固定するなどの安全対策を出来るだけ早めに進めてください。
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