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二十四節気「寒露」 草花に冷たい露がつく頃

2021/10/08 04:57 ウェザーニュース

10月8日(金)からは二十四節気「寒露(かんろ)」、七十二候「鴻雁来(こうがんきたる)」が始まります。
夜が長くなり、草花に冷たい露がつく頃とされています。

寒露ってどんな時期?

秋晴れの時期

秋雨前線がだんだんと南下して、大気が安定していきます。空気が澄んで秋晴れの日が多く、過ごしやすい時期。しかし、朝晩の冷え込みが厳しくなってくる時期でもあるので、体調を崩さないようご注意ください。

月がキレイな時期

先程、この時期は空気が澄んでいると言いましたが、それをより実感できるのが夜。ぼんやりと霞がかった月ももちろん風情がありますが、秋の月はうさぎの形に見える月の模様までハッキリと見え、その美しさがよくわかります。温かい飲み物でも飲みながら、いつまでも眺めていたくなりますね。

冷たい露の時期

秋が深まると、草花には冷たい露がつき始めます。朝日に照らされ、葉先でキラリと光る一粒の露はどことなく神秘的な印象さえ受けます。

この時期ならではの光景に魅了された昔の人は、なんと文様でその美しさを表現しました。玉になった露が、風になびく芝の葉先に光っている様子を表した「露芝文様(つゆしばもんよう)」。野の芝に、秋の冷気で露がつく様は涼を感じさせるため、秋のみならず、暑い時期の着物の文様としても親しまれているようです。

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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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