10月に入ってからも西日本を中心に30℃を超える日が多く、季節外れの暑さが続いています。こうした記録的な高温傾向もようやく終息に向かう見込みです。

10月後半になると西に大きく勢力を広げていた夏の高気圧が次第に弱まり、ジェット気流が本州付近まで南下します。北日本を中心に周期的に寒気が流れ込んで、気温の下がる日が増える予想です。

1か月の平均気温では引き続き全国的に平年より高いものの、10月16～22日にかけては北日本で平年並みか低く、東日本、西日本でも平年並みに戻ります。急に季節が進むことになるため、体調管理に気をつけてください。

この時期らしい周期的な天気変化となるため、西日本から東日本は1か月の降水量が平年並みの予想となっています。低気圧や寒気の影響を受けやすい北日本の日本海側やオホーツク海側、湿った空気の影響を受けやすい沖縄は、平年並みか多い見込みです。

フィリピン海から南シナ海にかけての対流活動は10月中旬にかけて活発で、その後は平年並みに落ち着く可能性が高いとみられます。10月中は南の海上で台風の発生しやすい状況が続きますので、もうしばらく注意が必要です。
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