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北海道大雪山系・旭岳で初冠雪
過去5番目に遅い観測

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2021/10/06 12:06 ウェザーニュース

今日6日(水)、旭川地方気象台は大雪山系・旭岳の初冠雪を観測しました。昨年より10日、平年に比べては11日遅く、観測開始以来、5番目に遅い記録と並んでいます。

旭川から冠雪を確認

北海道は昨夜から今朝にかけて低気圧の通過に伴い広い範囲で雨が降りました。上空1500m付近に3℃以下の冷たい空気が流れこんでいたため、標高2291mの北海道最高峰、大雪山系の旭岳ではこの雨が雪となり、山頂付近では積もったと見られます。

その様子が麓の旭川地方気象台から確認され、初冠雪が発表されました。

今年は富士山よりも遅い観測

初冠雪が早い山としては、大雪山系旭岳と富士山が良く知られています。富士山では9月26日(日)に初冠雪が観測されており、今シーズンでは2番目になります。

旭岳の初冠雪が10月にずれ込むのは、2012年以来9年ぶりで、10月6日の観測は2000年と並ぶ、過去5番目に遅い記録です。

旭岳周辺の紅葉シーズンは終盤を迎えています。今日の午後は天気が回復する見込みで、紅葉と冠雪のコラボレーションが楽しめる少ないチャンスとなるかもしれません。
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参考資料など

写真:北海道東川町ホームページより

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