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白虹が出現 霧の中にうっすらと白いアーチ 長野・松本

2021/10/05 07:43 ウェザーニュース

長野県松本市より(5日6時30分頃に撮影)

今日5日(火)朝は、東北南部から九州にかけて高気圧に覆われて晴れているところが多くなっています。内陸部では放射冷却によって冷え込み、霧が発生しているところがありました。

長野県松本市では、この霧がだんだんと薄まっていく中で、うっすら白いアーチが見られました。これは「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。

白虹は霧解消で晴れのサイン

白虹と七色の虹の原理
通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。

太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。

霧解消の後は晴れて気温上昇

今朝、霧が見られていた東北南部から九州にかけては、このあとは日差しが届いて気温が上がるにつれて、霧は解消していく見込みです。まだ、見通しが悪い間は車の運転など、注意してください。

昼間はさらに気温が上がり、関東から九州にかけては30℃前後となるところが多くなります。朝と昼間との気温差が大きくなるので、体調管理に気をつけてお過ごしください。
>>今いるところの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)まるちゃんさん