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台風16号 関東は暴風域を抜けつつも 今夜まで警戒が必要

2021/10/02 09:15 ウェザーニュース

大型で強い台風16号(ミンドゥル)は、1日(金)19時の推定位置で千葉県銚子市の東南東の海上を北東に進んでいるとみられます。

風速25m/s以上の暴風域は依然として広く、千葉県と茨城県の一部がその中に入っています。

▼台風16号 10月1日(金)19時推定
 中心位置   銚子市の東南東約250km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   強い
 移動     北東 40 km/h
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
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東北太平洋側を中心に横殴りの雨に

雨雲の様子
台風の周囲を取り巻く活発な雨雲は関東の東の海上に抜けつつあるものの、東北太平洋側を中心に断続的に強い雨が降っています。

明日2日(土)の未明頃にかけて一時的に雨脚が強まるおそれがあります。また、風も強く吹くため横殴りの雨となります。無理な外出は控えましょう。
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風は夜にかけて強い状況が続く

関東各地の風はピークを迎えつつあり、19時00分までの最大瞬間風速は東京都羽田で41.7m/s、千葉県銚子市で41.8m/s、神奈川県横浜市で25.8m/sを観測しました。

19時00分時点で千葉県、茨城県、福島県浜通りに暴風警報が発表中です。風の強い地域では停電の発生している所があり、電子機器の充電切れや冷蔵庫の中の食品の衛生管理等に注意をしてください。

電車の遅延や運休、高速道路の一部通行止め等、交通機関に影響が出ていますので、移動の必要がある方は、気象情報に加えて運行情報も確認が必要になります。
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台風が離れた後も、海はしけが続く

2日(土)朝の波の予想
台風16号は明日2日(土)にかけて東に離れていきますが、東北から関東の太平洋側は波の高い状態が続きます。広い範囲で波の高さが4m以上のしけとなる見込みです。

天気が回復した後も、海岸には高波やうねりが押し寄せますので危険です。近づくのは避けるようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風16号の名前「ミンドゥル(Mindulle)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「たんぽぽ」を意味する言葉からとられています。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ぶるぶるさん