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台風16号 今日午後から関東、東海に影響 明日は荒天のピークに

2021/09/30 10:43 ウェザーニュース

大型で非常に強い台風16号(ミンドゥル)は、30日(木)9時現在、日本の南の海上を北北東に進んでいます。

明日10月1日(金)の朝に非常に強い勢力を保って伊豆諸島の南を通過する見込みです。予報円は小さく進路は絞られている一方で、暴風警戒域が広く、中心から離れた所でも影響が出るとみられます。

関東や伊豆諸島では生活や交通機関に大きな影響が出るおそれがあるので、最新の情報をこまめに確認して早めに対策を進めてください。

▼台風16号 9月30日(木)9時
 中心位置   日本の南
 大きさ階級  大型
 強さ階級   非常に強い
 移動     北北東 15 km/h
 中心気圧   940 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s
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今日の午後には関東、東海の沿岸に雨雲広がる

1日(金)朝の雨の予想
台風の最も北側に広がる雨雲は、今日の午後にも関東、東海の沿岸部にかかり始め、東京都心なども夕方には雨が降り出す見込みです。

明日1日(金)の朝には台風の中心を取り巻く活発な雨雲が伊豆諸島から関東の沿岸部に広がる予想となっています。1時間に50mmを超える非常に激しい雨の降る所があり、局地的には1時間に80mm以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。道路冠水や河川の急な増水に警戒が必要です。

台風の中心が近くを通る伊豆諸島では、総雨量が多い所で300mm近くに達する見込みです。土砂災害の発生に警戒し、対策や避難を行う場合は雨風が強まる前に済ませるようにしてください。

明日1日(金)の日中が風雨のピーク

雨、風のピーク
台風の北上に伴って伊豆諸島は風が強まり、もっとも近づく明日1日(金)は最大瞬間風速50m/s前後の、外出が危険になるほどの暴風が予想されています。

飛ばされやすいものを室内に片づけたり、窓や雨戸の補強など、できる限りの暴風対策を行ってください。停電に備えて、懐中電灯の準備や携帯電話の充電、食料品の買い出しなども済ませておくことをおすすめします。

関東も広い範囲が強風域に入る予想です。気象庁は30日(木)朝発表の早期注意情報で、千葉県北東部と南部に暴風警報発表の可能性が高く、東京都や神奈川県なども暴風警報発表の可能性があるとしています。

雨、風ともに明日1日(金)の日中がピークとなります。電車の運行や高速道路の通行規制など、交通機関への影響も懸念されますので、気象情報に加えて運行情報も確認が必要です。
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太平洋側は暴風、高波に警戒

1日(金)朝の波の予想
台風16号の接近により本州太平洋側や南西諸島、伊豆諸島では、うねりを伴ってすでに波が高くなり始めています。今日30日(木)は、伊豆諸島や小笠原諸島で8m、沖縄の大東諸島や近畿、東海の太平洋沿岸でも6mの波が予想されています。

台風が最も近づく明日には波はさらに高くなり、伊豆諸島では10mを超える猛烈なしけになる予想です。台風の接近時の海岸は非常に危険な状況になるため、絶対に近づかないようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風16号の名前「ミンドゥル(Mindulle)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「たんぽぽ」を意味する言葉からとられています。
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