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関東や近畿に広がるうろこ雲
西日本は暑さと急な雨に注意

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2021/09/28 13:26 ウェザーニュース

今日28日(火)の関東から近畿は波状雲やうろこ雲が広がる秋らしい空になっています。

ただ、地上では西日本を中心に気温が上がって秋らしくない暑さです。

うろこ雲・波状雲の特徴

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十種雲形
波状雲は大気の波や気温、湿度の条件により様々な高さに現れます。高い所に現れる波状雲は一つ一つが細く、隙間からは青空の見られることがあります。

うろこ雲は、いわし雲とも呼ばれ、巻積雲(けんせきうん)の一種に分類されます。秋を代表する雲で、上空5,000~13,000mの高い所に現れる雲です。巻積雲は氷の粒で形成され、雲に厚みがなく太陽光線を透過させるため、雲の底に陰ができず、白く見えます。

地上は残暑、西日本など急な雨注意

波状雲もうろこ雲も低気圧や前線が近づく際に現れることが多くあり、「天気下り坂のサイン」と呼ばれることがあります。

西日本では太平洋から小さな雨雲が流れ込んで雨が降る可能性があるので、雲の間から日差しが届いていても急な雨に注意してください。東日本でにわか雨の可能性があるエリアは山沿いや千葉県の房総南部など限定的となる見込みです。

また、台風16号が送り込む暖かく湿った空気の影響で西日本を中心に残暑が続いています。

鹿児島市では30.9℃まで気温が上がり、9日連続の真夏日となりました。熊本市でも4日連続の真夏日です。もう10月も目前ですが、引き続き暑さ対策を万全にしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ゆきだるま@寒いのは苦手さん

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