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猛烈な勢力の台風16号、10月1日(金)頃に関東へ接近か

2021/09/26 20:24 ウェザーニュース

猛烈な勢力の台風16号(ミンドゥル)は、26日(日)18時現在、沖ノ鳥島近海でほとんど停滞しています。

今後は段々と速度を上げながら北寄りに進み、10月1日(金)頃には関東に接近する可能性があります。

台風の接近時は電車の遅延や運休、高速道路の通行止めなどの可能性も考えられるため、最新の台風情報や交通情報を確認の上、早めに対応するようにしてください。

▼台風16号 9月26日(日)18時
 中心位置   沖ノ鳥島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   猛烈な
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   920 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 75 m/s
» 最新の台風情報

非常に強い勢力で関東に接近か

台風の進路と海面水温
台風16号は海面水温の高い海域を進み、上空の風の環境が良いため、29日(水)頃にかけて猛烈な勢力で北上を続ける予想です。伊豆諸島の南の海域でも28℃以上と海面水温が高く、あまり勢力を落としません。

10月1日(金)15時の時点でも、中心気圧は950hPa、最大風速が45m/sと、非常に強い勢力で関東に最接近する予想です。暴風警戒域も半径230kmが見込まれるため、陸地から少し離れたところを通っても影響の出るおそれがあります。

次第に進路は絞られつつあるものの、少しの進路の違いで本州への影響が変わってきますので、こまめな情報の確認が必要です。
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関東沿岸部は暴風域に入る確率が30%以上

台風の暴風域に入る確率
26日(日)15時に気象庁が発表した5日先までに台風の暴風域に入る確率の分布を見ると、30~70%の赤い領域が伊豆諸島から関東の南部沿岸や静岡県まで広がっています。

最も確率が高いのは伊豆諸島南部の八丈島で59%、台風の進路によっては中心がかなり近く通ることも考えられますので、その場合は厳重な警戒が必要です。千葉県や神奈川県、静岡県の一部も30%以上、東京23区も東部が28%と、台風に近い沿岸部ほど影響が大きくなる可能性があります。

台風が非常に強い勢力のまま近づいてくることから、暴風域の外側でも風雨の強まるおそれがありますので、確率の小さい所も油断はできません。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風16号の名前「ミンドゥル(Mindulle)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「たんぽぽ」を意味する言葉からとられています。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構