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台風16号は急発達し3時間で20hPa気圧低下 週明け早々、猛烈な勢力に

2021/09/25 20:10 ウェザーニュース

9月25日(土)15時現在、強い勢力の台風16号(ミンドゥル)はフィリピンの東の海上を西北西に進んでいます。

午後になり台風は急発達し、12時で980hPaだった中心気圧は960hPaまで低下しました。週明け早々の27日(月)には猛烈な勢力の台風に発達する予想です。

予想進路はやや東よりになってきたものの、まだ不確実性は高く、暴風域が広いため離れて通っても油断はできません。

▼台風16号 9月25日(土)15時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     西北西 15 km/h
 中心気圧   960 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
>> 最新の台風情報

各国の予測はやや東よりに

世界の気象機関の予測
台風16号は亜熱帯高気圧の縁に沿って移動しており、高気圧の勢力次第で進路が東西に変化するため、とりうる進路にはかなりの幅があります。

世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、台風16号は日本の南へ北上したあと、進路を北東に変えて日本の東へ進む予測するシミュレーション結果が多い状況です。

昨日に比べると全体として早めに東に進路を変えるモデルが増加しています。進路を変えるタイミングが早ければ日本から離れて通り、遅くなるほど近づくことになります。

ただ、依然として不確実性は高い上、西よりの進路を予測するモデルもあって本州方面に大きな影響を及ぼす可能性は残っているため、最新の情報を確認するようにしてください。
>> 随時更新 世界各国の進路予想(会員限定)

猛烈な勢力に発達する予想

気象衛星可視画像
雲の様子を見ると、中心付近に活発な積乱雲が密集している様子がわかります。まもなく台風の目が形成される見込みです。

台風16号の進路にあたる海域は、海面水温が平年よりも1~2℃高い30℃以上の領域が広がっています。海面だけでなく深い所まで水温が高く、台風を発達させるためのエネルギーが大きい状況です。

また、鉛直シアと呼ばれる地上と上空の風の差が小さく、発達に好条件となっていることから、週明けにかけてさらに勢力を強める予想です。

気象庁の予報では、台風16号は27日(月)15時には猛烈な勢力となり、発達ピークの28日(火)15時の時点では中心気圧が910hPa、中心付近の最大風速は55m/sに達するとしています。

▼台風16号 中心気圧、最大風速、強さ階級の実況・予想
 25日(土)15時 980hPa 35m/s 強い
 26日(日)15時 940hPa 50m/s 非常に強い
 27日(月)15時 920hPa 55m/s 猛烈な
 28日(火)15時 910hPa 55m/s 猛烈な
 29日(水)15時 915hPa 55m/s 猛烈な
 30日(木)15時 925hPa 50m/s 非常に強い
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風16号の名前「ミンドゥル(Mindulle)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「たんぽぽ」を意味する言葉からとられています。
>> 気圧変化・頭痛対策の参考に<天気痛予報>
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構