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台風16号(ミンドゥル) 日本の南で915hPaに発達予想 進路に注意

2021/09/24 23:04 ウェザーニュース

9月24日(金)21時現在、台風16号(ミンドゥル)はフィリピンの東で発達中です。

この先は進路を北寄りに変えて、週明けには日本の南で中心気圧915hPa、中心付近の最大風速55m/sの猛烈な勢力の台風に発達する予想です。

進路次第で日本に影響が出るおそれがあるため、今後の情報に注意してください。

▼台風16号 9月24日(金)21時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西北西 20 km/h
 中心気圧   992 hPa
 最大風速   25 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s
>> 最新の台風情報

進路が不確実 最新情報の確認を

世界の気象機関の予測
台風16号は亜熱帯高気圧の縁に沿って移動していますが、高気圧の勢力次第で進路が東西に変化するため、とりうる進路にはかなりの幅があります。

世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、台風16号は日本の南へ北上したあと、進路を北東に変えて日本の東へ進む予測するシミュレーション結果が多い状況です。

ただ、西寄りの進路をとるシミュレーション結果もあり、不確実性が高い状況と言えます。進路次第では本州方面に大きな影響を及ぼすことも考えられるため、今後の情報に注意してください。
>> 随時更新 世界各国の進路予想(会員限定)

台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
 沖縄県大東島地方 7 %
 東京都      6 %
 鹿児島県奄美地方 3 %
 鹿児島県本土   2 %
 和歌山県     1 %
 愛媛県      1 %
 高知県      1 %
 熊本県      1 %
 大分県      1 %
 宮崎県      1 %
 沖縄本島地方   1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む

猛烈な勢力に発達する予想

予想される中心気圧
台風16号の進路にあたる海域は、海面水温が平年よりも1~2℃高い30℃以上の領域が広がっています。海面だけでなく深い所まで水温が高く、台風を発達させるためのエネルギーが大きい状況です。

また、鉛直シアと呼ばれる地上と上空の風の差が小さく、発達に好条件となっていることから、週末にかけて急速に勢力を強める予想です。

気象庁の予報では、台風16号は3日後の27日(月)21時には日本の南にあって、中心気圧は915hPa、中心付近の最大風速は55m/sで、暴風域を伴った猛烈な勢力の台風に発達していると予想されています。

▼台風16号 中心気圧、最大風速、強さ階級の実況・予想
 24日(金)21時 992hPa 25m/s ——
 25日(土)21時 970hPa 35m/s 強い
 26日(日)21時 940hPa 45m/s 非常に強い
 27日(月)21時 915hPa 55m/s 猛烈な
 28日(火)21時 915hPa 55m/s 猛烈な
 29日(水)21時 925hPa 50m/s 非常に強い
>> 台風情報をアプリで見る

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風16号の名前「ミンドゥル(Mindulle)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「たんぽぽ」を意味する言葉からとられています。
>> 気圧変化・頭痛対策の参考に<天気痛予報>
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