ダニの死骸がアレルギーのもと
「ダニは温度20〜30℃、湿度60〜80%の高温多湿を好むので、7〜8月に発生のピークを迎えます。9月になると、さらにダニの糞や死骸が蓄積し、これらもアレルゲン(アレルギーの原因物質)になるので、秋はダニアレルギーのリスクが高まるのです」というのは、アース製薬・ブランドマネージャーの北口明宏さんです。
また、秋は湿度が下がるため、カーペットやソファ、寝具などに付着したハウスダストが舞い上がって吸入しやすくなるといいます。1gのハウスダスト中にダニが100匹以上いるとぜん息体質、500匹以上だとぜん息発作を起こすという報告もあるそうです。
また、秋は湿度が下がるため、カーペットやソファ、寝具などに付着したハウスダストが舞い上がって吸入しやすくなるといいます。1gのハウスダスト中にダニが100匹以上いるとぜん息体質、500匹以上だとぜん息発作を起こすという報告もあるそうです。
ソファのダニは60℃で死滅、スチームアイロンが効果的
なかでも、布製のソファ、クッションなどは湿気を好み、ホコリの栄養分をエサとするダニにとって絶好の住みかだそうです。そこで、ソファやクッション類のダニ対策法について、ハウスクリーニングのプロである「おそうじ本舗」技術アドバイザーの尾崎真さんに伺いました。
「なにより、秋に増えるダニの死骸を除去することが大切です。布製ソファのクッションや背もたれとの隙間には、多くのダニやダニの死骸が潜んでいます。生体のダニは60℃で死滅するので、そこにスチームアイロンを当てると効果的です。
その後、死骸を除去するため、ソファ全体に掃除機がけを行います。隙間には細い隙間用のノズルを取り付けて吸い込みます」(尾崎さん)
予防法にはどのようなものがあるのでしょうか。
「毎日の掃除の際に、ソファにも掃除機をかけ、ほこりを溜めないようにしてください。菓子類のかすもダニが増殖する要因となりますので、落ちたらすぐに取り除くことを心がけてください。
部屋の換気もこまめに。ソファのカバーも外せるものは外して、定期的に洗濯しましょう」(尾崎さん)
「なにより、秋に増えるダニの死骸を除去することが大切です。布製ソファのクッションや背もたれとの隙間には、多くのダニやダニの死骸が潜んでいます。生体のダニは60℃で死滅するので、そこにスチームアイロンを当てると効果的です。
その後、死骸を除去するため、ソファ全体に掃除機がけを行います。隙間には細い隙間用のノズルを取り付けて吸い込みます」(尾崎さん)
予防法にはどのようなものがあるのでしょうか。
「毎日の掃除の際に、ソファにも掃除機をかけ、ほこりを溜めないようにしてください。菓子類のかすもダニが増殖する要因となりますので、落ちたらすぐに取り除くことを心がけてください。
部屋の換気もこまめに。ソファのカバーも外せるものは外して、定期的に洗濯しましょう」(尾崎さん)
ビニールに入れて天日干し!?
クッションもダニが多く発生するポイントです。
「クッションは、晴れた日に天日干しを行いましょう。ビニール袋に入れることが、ダニ除去のコツです。密閉することで中の温度が上がり、ダニの死滅を促進します。時間の目安は2~3時間、取り込んだらクッションに掃除機をかけて、ダニの死骸を吸い取ってください。
クッションはこまめにベランダや庭先などに持って行き、布目に入り込んだほこりをよくたたいて払い落します。クッションのカバーも定期的に洗濯しましょう。その間にクッション本体を天日干ししておけば、時間の節約にもなります」(尾崎さん)
実は恐ろしい秋のダニ。こまめな掃除や洗濯で、ダニアレルギーを予防しましょう。
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「クッションは、晴れた日に天日干しを行いましょう。ビニール袋に入れることが、ダニ除去のコツです。密閉することで中の温度が上がり、ダニの死滅を促進します。時間の目安は2~3時間、取り込んだらクッションに掃除機をかけて、ダニの死骸を吸い取ってください。
クッションはこまめにベランダや庭先などに持って行き、布目に入り込んだほこりをよくたたいて払い落します。クッションのカバーも定期的に洗濯しましょう。その間にクッション本体を天日干ししておけば、時間の節約にもなります」(尾崎さん)
実は恐ろしい秋のダニ。こまめな掃除や洗濯で、ダニアレルギーを予防しましょう。
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参考資料など
(一財)日本環境衛生センター「ダニとその駆除」、伊藤幸治「ダニとアレルギー」