国内:石川県能登半島で震度5弱
16日(木)18時42分頃、石川県能登半島を震源とするマグニチュード5.1、深さ13kmと推定される地震が発生しました。この地震で石川県珠洲市で最大震度5弱、能登町で震度4、輪島市や新潟県上越市、長岡市、長野県小川村で震度3を観測しています。
石川県能登半島の北東端では5月以降、地震の活動が活発になっていて、7日(火)にもマグニチュード4.2、最大震度3の地震が起きたばかりでした。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、一連の地震活動と同じタイプです。
5月以降の活動では最大規模の地震で、石川県能登地方を震源とする震度5弱以上の地震は、去年3月13日以来となります。
17日(金)の早朝を最後に有感地震は起きていないものの、すでに4か月ほどに渡って活動が続いていますので、しばらくは強い揺れに注意をしてください。
石川県能登半島の北東端では5月以降、地震の活動が活発になっていて、7日(火)にもマグニチュード4.2、最大震度3の地震が起きたばかりでした。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、一連の地震活動と同じタイプです。
5月以降の活動では最大規模の地震で、石川県能登地方を震源とする震度5弱以上の地震は、去年3月13日以来となります。
17日(金)の早朝を最後に有感地震は起きていないものの、すでに4か月ほどに渡って活動が続いていますので、しばらくは強い揺れに注意をしてください。
国内:東海道南方沖でM6.0の深発地震
14日(火)7時46分頃、東海道南方沖を震源とするマグニチュード6.0、深さ385kmと推定される地震が発生しました。
この地震で東京都千代田区や栃木県鹿沼市、茨城県笠間市などで最大震度の3を観測、関東から東北の後半で震度1以上の揺れに見舞われ、最も震央から遠い所では岩手県盛岡市で震度1を観測しています。
今回の地震は太平洋プレートが深くまで沈み込んだ所で発生しました。このように地下数100kmの深い所で発生する地震を「深発地震」と呼び、こうした地震では「異常震域」と呼ばれる特徴的な震度分布がみられることがあります。
» 関連記事 東海道南方沖の深発地震で異常震域
この地震で東京都千代田区や栃木県鹿沼市、茨城県笠間市などで最大震度の3を観測、関東から東北の後半で震度1以上の揺れに見舞われ、最も震央から遠い所では岩手県盛岡市で震度1を観測しています。
今回の地震は太平洋プレートが深くまで沈み込んだ所で発生しました。このように地下数100kmの深い所で発生する地震を「深発地震」と呼び、こうした地震では「異常震域」と呼ばれる特徴的な震度分布がみられることがあります。
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深発地震による異常震域とは?
震源の浅い地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布することが多いものの、深発地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となることがあります。
太平洋プレートが深く沈み込んでいる三重県南東沖から東海道南方沖、鳥島近海などでは同様の深発地震が発生することがしばしばあり、数年に一度マグニチュード6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。
今回と同じ東海道南方沖では、2009年にマグニチュード6.8の深発地震が起き、東京都千代田区や茨城県水戸市、宮城県大河原町などで震度4を観測しています。
太平洋プレートが深く沈み込んでいる三重県南東沖から東海道南方沖、鳥島近海などでは同様の深発地震が発生することがしばしばあり、数年に一度マグニチュード6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。
今回と同じ東海道南方沖では、2009年にマグニチュード6.8の深発地震が起き、東京都千代田区や茨城県水戸市、宮城県大河原町などで震度4を観測しています。
世界:中国・四川省でM5.4 震央付近で強い揺れ
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。最も大きなものは13日(月)に南米で発生したマグニチュード6.2の地震です。
日本時間の16日(木)早朝、中国の四川省でマグニチュード5.4の地震が発生しました。地震のメカニズムは北北東ー南南西方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。
地震の規模はそれほど多くくなかったものの、震源が10kmと浅かったため震央周辺では改正メルカリ震度階級のⅦ程度の揺れがあったと見られます。厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度5弱程度に相当する揺れです。強い揺れにより建物が倒壊するなどの被害に見舞われ、亡くなった方も出ています。
四川省では今回の震源よりも北西側に龍門山断層帯が存在し、大地震が度々発生しています。よく知られているのは2008年5月に発生したマグニチュード7.9の地震で、甚大な被害を出したことから「四川大地震」と呼ばれています。
日本時間の16日(木)早朝、中国の四川省でマグニチュード5.4の地震が発生しました。地震のメカニズムは北北東ー南南西方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。
地震の規模はそれほど多くくなかったものの、震源が10kmと浅かったため震央周辺では改正メルカリ震度階級のⅦ程度の揺れがあったと見られます。厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度5弱程度に相当する揺れです。強い揺れにより建物が倒壊するなどの被害に見舞われ、亡くなった方も出ています。
四川省では今回の震源よりも北西側に龍門山断層帯が存在し、大地震が度々発生しています。よく知られているのは2008年5月に発生したマグニチュード7.9の地震で、甚大な被害を出したことから「四川大地震」と呼ばれています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。