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白虹が出現 霧が解消へ向かい晴れるサイン 静岡・御前崎

2021/09/10 08:17 ウェザーニュース

静岡県御前崎市より(10日6時30分過ぎに撮影)

今日10日(金)朝は、東北や関東、中部地方で霧の発生したところがありました。

静岡県御前崎市では、この霧がだんだんと薄まっていく中で、幻想的な白い虹のアーチが見られました。これは「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。
>>〔写真〕東北から中部地方で見られた「白虹」

白虹は霧解消で晴れのサイン

白虹と七色の虹の原理
通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。

太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。

霧解消後は晴れて気温上昇

今朝、霧が見られていた東北や関東、中部地方では、このあとは日差しが届き、晴れる見込みです。まだ、見通しの悪い東京や千葉の周辺でも、このあとはだんだんと青空が見えてくる予想です。

日差しが届くと気温が上がり、昼間は30℃前後となるところが多くなります。関東などでは昨日との気温差が大きくなるので、体調管理に気をつけてお過ごしください。
>>今いるところの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)Yukiさん