汚れの原因は「油」や「皮脂」
「衣服の汚れには、食べ物をこぼすことに代表される外から付着した汚れと、汗や皮脂を吸い込んでできる内側からの汚れがあります。外からの汚れは洗剤で洗うと落ちますが、ワイシャツの襟に吸い込まれた汗や皮脂はやがて黄ばみとなり、そこに汚れが付着すると黒ずみになってしまうのです」(鈴木さん)
鈴木さんの説明によると、汗や皮脂は1回の洗濯ではなかなか落ちず、繊維に残っています。その後着用することで汗や皮脂がさらに汚れを付着させ、繰り返されると頑固な汚れになるというのです。
この悪循環から脱する5つの予防法を鈴木さんに伺いました。
鈴木さんの説明によると、汗や皮脂は1回の洗濯ではなかなか落ちず、繊維に残っています。その後着用することで汗や皮脂がさらに汚れを付着させ、繰り返されると頑固な汚れになるというのです。
この悪循環から脱する5つの予防法を鈴木さんに伺いました。
(1)ベビーパウダーを使う
「赤ちゃんのあせも防止などに使われるベビーパウダーを使ってください。これを洗濯して乾いたワイシャツの襟周りにはたいておくと、頑固な汚れ防止につながるのです。赤ちゃんに使われるものなので肌に優しいメリットがあり、安心して使えます。また、制汗剤にもなるので爽やかさが増します」
(2)漂白剤を入れる
「毎回の洗濯時に、洗濯用洗剤と一緒に酸素系漂白剤を入れてください。酸素系漂白剤はシミや汚れを白くするだけでなく、除菌効果や殺菌効果もあります。液体の酸素系漂白剤であれば、色柄物の服にも使うことができて、色落ちする心配はありません」
(3)のりでコーティング
「のりでコーティングしても汚れ防止になります。薬局などでシャツのシワを伸ばすスプレータイプののりを購入し、アイロンがけするときに使ってください。襟部分がカチッと固まるのでふんわりタイプのおしゃれ着には使えませんが、通勤用のワイシャツなどには有効です」
(4)脱いだら早めに洗濯
「ワイシャツを脱いだら早めに洗濯することも襟の黄ばみ防止になります。一見きれいに見えるシャツにも油や皮脂は付いていて、放置するから頑固な汚れになるのです。繊維にしみ込んでしまう前なら、通常の洗濯でも十分汚れを落とすことができます」
(5)保管方法に注意
「1枚のシャツを連続して着ると、汚れが蓄積されてしまいます。1日着たらすぐに洗濯し、数日休ませておくのが基本です。クローゼットの湿気にも注意しましょう。湿気が多いと感じたら、週に1度は1時間以上の換気をしてください。湿気対策は、カビ防止のためにも不可欠です」
「襟の黄ばみを防ぐ5つの方法」いかがですか?真新しいシャツから順番にこの方法を取り入れれば、秋以降あなたのシャツは襟の黄ばみや黒ずみと無縁でいられるかもしれません。ぜひ試してみてください。
>>ウェザーニュース記事一覧
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参考資料など
取材協力:アクティア株式会社(https://www.kajitaku.com/)