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台風14号 今後も発達を続け、週末頃に沖縄・先島諸島に接近のおそれ

2021/09/08 16:15 ウェザーニュース

台風14号(チャンスー)は8日(水)15時現在、フィリピンの東の海上を西南西に進んでいます。

海水面温度や風の条件が台風の発達に適しているため、今朝9時に945hPaの「非常に強い」台風に変わった後も発達を続け、15時現在は940hPaとなっています。

今後も10日(金)頃にかけて発達を続ける予想です。

▼台風14号 9月8日(水)15時
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     西南西 20 km/h
 中心気圧   940 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s
>>最新の台風情報

台風14号は週末頃に沖縄・先島諸島に接近のおそれ

台風14号は太平洋高気圧の縁に沿うように西から北西方向に進み、週末には非常に強い勢力を保ち暴風域を伴って、沖縄の先島諸島から台湾付近に接近する予想です。

先島諸島では強雨や強風、高波などの影響が出るおそれがあります。

また、その後の進路については予報円が大きく、まだ不確実性が高い状況です。大陸方面に進む可能性や、北から東よりに向きを変えて日本列島に近づく可能性もあるため、今後の情報に注意してください。

台風13号はフィリピンを通過して南シナ海へ

台風13号の進路
台風13号はフィリピンを通過中で、9日(木)朝には南シナ海に達する予想です。

▼台風13号 9月8日(水)15時
 存在地域   南シナ海
 強さ階級   //
 移動     北西 15 km/h
 中心気圧   998 hPa
 最大風速   23 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s

台風通過中のフィリピンでは、ウェザーニュースのアプリ利用者から「浸水している」「バナナの木が倒れた」と報告が届いており、台風が離れる9日(木)日中までは引き続き警戒が必要です。

なお、台風はその後西に進み、ベトナム方面に達する予想となっています。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風13号の名前「コンソン(Conson)」はベトナムが提案した名称で、「歴史的な観光地の名前」という意味の言葉からとられています。

台風14号の名前「チャンスー(Chanthu)」はカンボジアが提案した名称で、花の名前からとられています。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構