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すでに体は秋仕様に!? 暑さで寝苦しい夜でも寝つきをよくするツボ

2021/09/10 05:55 ウェザーニュース

9月に入ってからヒンヤリした秋のような気候が続いていましたが、また少し暑さが戻ってきそうです。

真夏のような極端な暑さにはならないものの、「最近は肌寒い日が続いていたことに加え、今の時期は体が秋仕様へ変わろうとしていて、暑さへの対応が鈍っていることから、寝苦しい日もあるかもしれない」と源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生はいいます。

そこで、暑さによる体への悪影響を和らげ、寝つきをよくするためのツボを教えていただきました。

寝苦しい理由は気温だけではない

秋とはいえ暑さが残り、うまく寝つけなかったり夜中に目覚めてしまうことが珍しくありません。

「夜に寝つけないのは、単純に気温が高いからというわけではありません。夏は日中の熱気が体にこもり、ほてりとなってしまうのです。冷房で室温を下げても寝つきが悪くなる原因です。

さらに、今の季節は体が秋仕様へと変わろうとしていて、暑さへの対応が鈍ってきます。さらに熱がこもりやすい状態にあるのです」(瀬戸先生)

寝不足ではきちんと体を休めることができず、日中の活動の効率が落ちたり、体調を崩すことになりかねません。

寝つきをよくする3つのツボ

「人は生理的には、熱を放出して眠りにつきます。体の余分な熱をとり、深く眠るための3つのツボを紹介します。寝る前に、布団に入ってから行いましょう。30秒〜1分くらいずつ、優しく、ゆるく押します」(瀬戸先生)

通里(つうり)

「熱が体にこもって放出できない、ほてりを取り除くのによいツボです。手の平側、小指側の手首の一番太いシワから肘に向かって親指1本分のところにあります」(瀬戸先生)

身柱(しんちゅう)

「暑さからくるイライラも熱のもとです。このツボは、精神的な過緊張、ストレスに効果があり、眠りにつきやすくします。うつむいたとき、首のつけ根に出る骨から下に3つめの骨のすぐ下にあります。優しく摩るかトントンするくらいの軽めに刺激します」(瀬戸先生)

安眠(あんみん)

「耳の後ろ側の骨の出っ張りのから指1本分ほど下のくぼみにあります。文字通り、眠りにいざなうツボです。パソコン仕事ではこのツボの辺りが凝ってくるので、それを緩める効果もあります」

これらツボ以外にも、手首や足首を回して関節をゆるめるのもよいといいます。

「リラックスして、1日の疲れが取れやすくなります。ここで大切なのは、眠気が出てきたらその眠気とともに眠ることです。スマートフォンなどを使ってしまうと、せっかくの眠りの準備が台無しになってしまいます。布団に入るときはスマホのスイッチを切ってしまいましょう」(瀬戸先生)

質のよい睡眠は免疫力を上げるためにも大切だとされています。ぐっすり眠れるよう、ツボを活用していきましょう。

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