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台風14号 発生から24時間で「非常に強い」勢力に急発達

2021/09/08 11:48 ウェザーニュース

台風14号(チャンスー)は8日(水)9時現在、フィリピンの東の海上を西に進んでいます。

海水面温度が高いこと、風の条件が台風の発達に適しているため発達を続けており、9時現在、中心気圧945hPa、中心付近の最大風速45m/sの「非常に強い」台風となりました。衛星画像では台風の目がクッキリとしている様子がわかります。

今後も11日(土)頃にかけて、発達を続ける予想です。

▼台風14号 9月8日(水)9時
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     西南西 20 km/h
 中心気圧   945 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s
>>最新の台風情報

台風14号は週末頃に沖縄に接近のおそれ

台風14号の進路
台風14号は太平洋高気圧の縁に沿うように西から北西方向に進み、週末には暴風域を伴って沖縄の先島諸島から台湾付近に接近する予想です。

先島諸島では強雨や強風、高波などの影響が出るおそれがあります。

また、その後の進路については予報円が大きく、まだ不確実性が高い状況です。大陸方面に進む可能性や、北から東よりに向きを変えて日本列島に近づく可能性もあるため、今後の情報に注意してください。

台風13号はフィリピンを通過して南シナ海へ

台風13号の進路
台風13号は9日(木)にかけてフィリピンを通過し、南シナ海に進む見込みです。その後も西に進み、ベトナム方面に達する予想となっています。

▼台風13号 9月8日(水)9時
 存在地域   フィリピン
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北西 10 km/h
 中心気圧   998 hPa
 最大風速   23 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風13号の名前「コンソン(Conson)」はベトナムが提案した名称で、「歴史的な観光地の名前」という意味の言葉からとられています。

台風14号の名前「チャンスー(Chanthu)」はカンボジアが提案した名称で、花の名前からとられています。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構