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西日本や北陸の一部でハロが出現 天気下り坂の兆しに

2021/09/07 09:41 ウェザーニュース

今日7日(火)の西日本や北陸は日差しの届いている所が多いものの、上空高い所に雲が広がってきています。薄雲がかかっている所では、太陽の周囲を取り囲む光の環、ハロが出現しています。

上空に薄雲が広がり出現

岡山県岡山市では太陽の周囲に鮮やかな虹色の環が見られました。「ハロ」と呼ばれる現象です。

「ハロ」は、暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。

これは薄雲の中の氷の結晶によって、太陽の光が屈折されて、虹色や白っぽく見られるもので、視野半径角22度のところに現れます。

ハロは通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて(屈折して)、光の強い部分が環状に見えています。プリズムを通った光が虹色に分かれるのと同じ原理です。

明日にかけての天気下り坂の兆し

7日(火)夜の予想天気図
ハロを作り出すような薄雲は、低気圧や前線の接近時に広がることが多くあります。現在、朝鮮半島の西には前線を伴った低気圧があって、日本付近に接近中です。

今回のハロは、この低気圧や前線の接近によるもので、天気が下り坂に向かう兆しとなります。ハロが見られている地域では明日8日(水)になると雨の降る所が多い見込みです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
COCOAさん