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9月下旬以降は台風発生増加か
本格シーズン突入へ

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2021/09/03 12:00 ウェザーニュース

今年の台風発生数は8月末現在で12個となっていて、同じ時期の平年の発生数(13.6個)に比べるとやや少なくなっています。

ただ、今月下旬以降は、台風の発生が増加してくる可能性があり、本格的な台風シーズンに向けた備えが重要となりそうです。

8月までの台風の動向

今年は台風1号が2月に発生した後、6月まではほぼ平年並の発生数でしたが、7月、8月とやや少なくなっています。

一方で、台風の日本への上陸数は2個で、7月28日には台風8号が統計史上初めて宮城県に上陸するという珍しいコースを取りました。

また、北緯20度以北で発生する台風が多く、あまり発達しないまま来るケースが多くなっています。

9月下旬からは台風増加か

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対流活動 模式図
ウェザーニュースの予想によると、台風が多く発生するフィリピンの東海上などの対流活動はしばらくは不活発で、台風は比較的発生しにくい見通しです。

しかし、9月下旬以降は対流活動が活発になり、台風の基となる積乱雲が発生しやすくなりそうです。

その後、10月にかけては台風が発生しやすくなるとみられ、日本へ接近してくるおそれもあります。また、発生するエリアもこれまでよりは南となり、十分発達してから北上することが考えられます。

今年も本格的な台風シーズンを迎えます。勢力の強い台風が来ることも考えられるので、日ごろからの備えをしっかりと行いましょう。

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