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日本海側は変わりやすい天気 午後は関東でも激しい雷雨に注意

2021/08/31 10:20 ウェザーニュース

8月ラストの今日31日(火)は、日本海側で大気の状態が不安定になっていて、日差しが届いていても急に雨が降る所があります。
関東も午後は激しい雷雨に注意が必要です。

北海道で局地的に強い雨

寒冷渦と呼ばれる寒気を伴った上空の低気圧が北海道を通過しています。

このため、道北を中心に局地的に雨が降り、早朝には激しい雨が降りました。6時20分までの1時間に宗谷岬では36mmの雨を観測しています。
雨雲は徐々に東に移動していて、昼頃にかけて道東で局地的に強い雨が降る見込みです。

また、道北は午後にかけても変わりやすい天気が続き、急な雨の可能性があります。

本州の日本海側も変わりやすい天気

山陰から東北の日本海側にかけても、一部で雨が降っている所があります。新潟県内では竜巻のもとになる「ろうと雲」も見られました。

本州の南にある夏の高気圧の縁には東西に前線が伸びています。この前線の影響を受ける山陰から北陸や、湿った空気が流れ込む東北の日本海側でにわか雨の可能性があります。

東京など関東は午後の天気急変に注意

雨の予想 31日(火)19時
今は晴れている関東でも、午後は東京など南部を中心に大気の状態が非常に不安定になります。

上空には寒気が流れ込み、気圧の谷が通過するため、雨雲が発生、発達しやすくなる見込みです。18時から21時頃をピークに、局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。

短時間強雨による道路の冠水や落雷による停電など、生活への影響が懸念されます。

空が急に暗くなったり、雷の音が聞こえたら、雨雲が近づいているサインです。建物の中に入ったり、停電に備えて懐中電灯を準備するなど、安全にお過ごしください。
>>ピンポイント天気予報
>>27時間先までの雨雲レーダーをアプリで見る

参考資料など


写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
オホーツク海高気圧さん