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四国や九州に熱中症警戒アラート 西日本は気温上昇 熱中症に警戒

2021/08/31 07:05 ウェザーニュース

環境省と気象庁は、今日8月31日(火)を対象とした熱中症警戒アラートを、愛媛県、高知県、大分県、熊本県、鹿児島県(奄美除く)に発表しました。

特に発表がされているエリアは厳しい暑さとなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

西日本では厳しい残暑

今日も西日本を中心に夏本番を思わせる暑さで、昼間は35℃近くまで気温が上がるところが多い予想です。一方で、関東では昨日ほど気温は上がらず、東京では予想最高気温が31℃となっています。ただ、湿度が高いため、かなり蒸し暑く感じられます。

<今日31日(火)の予想最高気温>
35℃:浜松(静岡)、多治見(岐阜)、久留米(福岡)、日田(大分)
34℃:名古屋、岐阜、奈良、大阪、佐賀、熊本 など

熱中症警戒アラートの発表があったところでは、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
>>1時間ごとの気温を確認

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、これまでの高温注意情報を置き換えるものです。

昨年は関東甲信の1都8県を対象に熱中症警戒アラート(試行)として運用されていましたが、今年から全国で本運用が始まりました。
>>関連記事 全国で熱中症警戒アラートが運用開始

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
>>熱中症情報を詳しくアプリで見る