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熱中症警戒アラート 関東や近畿など昨日より多く24都府県に発表

2021/08/26 07:25 ウェザーニュース

環境省と気象庁は、今日8月26日(木)を対象とした熱中症警戒アラートを、関東地方から九州地方にかけて昨日より多い24都府県に対して発表しました。

発表がされているエリアでは、特に厳しい暑さとなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

強い日差しで35℃超えの所も

<熱中症警戒アラート発表 今日8月26日(木)対象>
●関東地方
東京都(伊豆諸島)、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県、

●中部地方
愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、福井県、

●近畿地方
京都府、兵庫県、和歌山県、

●中国、四国地方
広島県、徳島県、愛媛県、高知県、香川県

●九州地方
長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県(奄美地方除く)

今日26日(木)は高気圧の勢力が拡大して、関東から西の太平洋側では晴れるところが多くなる見込みです。

強い日差しが届いて、昨日25日(水)と同じかさらに気温が上がります。東京都心や名古屋市でも35℃超えの猛暑日となるなど、夏本番が戻ってきたような厳しい残暑となる予想です。

熱中症警戒アラートの発表があったところでは、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
>>1時間ごとの気温を確認

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、これまでの高温注意情報を置き換えるものです。

昨年は関東甲信の1都8県を対象に熱中症警戒アラート(試行)として運用されていましたが、今年から全国で本運用が始まりました。
>>関連記事 全国で熱中症警戒アラートが運用開始

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。

熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。

環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
>>熱中症情報を詳しくアプリで見る