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寝苦しい夏、自分の睡眠の質を確かめる方法があった!

2021/08/29 04:48 ウェザーニュース

猛暑が続いて夜になっても気温が下がらず、寝苦しい夜を過ごしている方が多いのではないでしょうか。コロナ禍で日中はマスクが外せず、自粛疲れも積み重なっていることが、不眠症への引き金になるといいます。

『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』の著者で睡眠コンサルタントの友野なお先生に、自分の睡眠の質をチェックして快眠へ導く方法を伺いました。

睡眠の質を確かめるセルフチェック

「いい睡眠は<質×量>で得られます。自分に合った睡眠時間という『量』の確保も大切ですが、さらに重要なのは、ぐっすり眠ることで感じられる熟睡感という『質』の確保。自分がぐっすり眠れているかどうかを確かめるために、以下の5つのポイントをチェックしてみてください」(友野先生)

◇起床時のポイント
朝、すっきりと目覚める。アラームのスヌーズ機能を使わずに起きることができる。
→すっきり起きている場合は【YES】

◇起床後のポイント
朝、起きたときにお腹が空いている。または朝食をとる習慣がある。
→朝、食欲がある場合は【YES】

◇朝食後のポイント
毎朝、ほぼ同じ時間にトイレへ行って排便する習慣がある。
→毎朝、排便している場合は【YES】

◇午前中のポイント
午前中に眠気がない。出勤時の電車や午前中の会議で眠ってしまうことはない。
→午前中、眠くならない場合は【YES】

◇休日のポイント
休日でも、平日プラス2時間以上の「寝だめ」をすることはない。
→休日も平日に近い時間に起きている場合は【YES】

「以上の項目のうち、どれか一つでも【NO】があれば、日頃から熟睡できていない可能性があります。睡眠の質を確保するために、以下の方法を試してください」(友野先生)

熱帯夜でもしっかり眠れる3つの方法

(1)エアコンはつけたままで


「真夏のエアコンはタイマーを使わず、かけっぱなしにするのが近年の常識です。温度は27℃程度で、風量は弱めに。風は直接体に当たらないようにしましょう」

(2)部屋全体の温度を快適に


「温風は部屋の上部に、冷風は下部に溜まりやすい傾向があります。エアコンと併せて、扇風機やサーキュレーターを使って部屋全体を快適な温度にしてください。扇風機やサーキュレーターは体に向けず、エアコンの送風口や天井に向けて、空気をかき混ぜるために使いましょう」

(3)背中のムレを防ぐ工夫を


「真夏の就寝中は背中の湿度が80%以上に達することがあり、寝苦しさの原因となっています。背中がムレると寝返りが多くなり、深い眠りに達することができません。ムレを防ぐためには、シーツの材質を工夫するといいでしょう。

熱伝導に優れて吸放湿性に富む麻、通気性が高い立体メッシュ、吸湿性があるいぐさなどがお勧めです。また、抱きまくらを使うと背中があき、わきや膝の間にも隙間ができるので体感が涼しくなります」

友野先生は、このようにアドバイスしています。

熟睡は、健康の基本です。自分の睡眠の質を確かめて問題があれば3つの方法で解決し、寝苦しい夏を乗り切ってください。
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