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湿った空気の流入続き雨雲発達 九州から東海は狭い範囲で激しい雨

2021/08/20 10:29 ウェザーニュース

今日20日(金)も西日本から東海には南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなっています。上空の寒気の影響も加わり、狭い範囲ながらも雨雲が発達し、激しい雨を降らせています。

狭い範囲で激しい雨に

今日午前は九州と紀伊水道周辺、東海の3つのエリアで雨雲が発達しています。雨の範囲はそれほど広くはないものの、活発な雨雲の下では激しい雨になり、10時までの1時間には宮崎県都農町で31.5mm、鹿児島県肝付町・内之浦で26.0mmの雨を観測しました。

未明に雨が激しくなり、仁保川の水位が上昇した山口県周辺の雨は峠を越えて落ち着いています。
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午後は雨雲が東に移動か

20日(金)午後の雨の予想
午後にかけては上空の寒気が東に広がるため、活発な雨雲の地域は今よりも少し東に移る見込みです。九州の雨は落ち着くものの、四国から近畿、東海にはかけては局地的に激しい雨の降るおそれがあります。

まだ日差しの届いている所が多い大阪など関西エリアでも雨が降り出す見込みです。短時間の激しい雨によって道路冠水が発生したり、中小河川が急に増水するおそれがあります。

先週来の大雨で地盤が緩んでいる所では土砂災害の危険性も出てきますので、引き続き警戒が必要です。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
宮崎県宮崎市の空さん